HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

貴種流離譚の王道を行く作品! 「アクアマン」

貴種流離譚の王道を行く作品!

「アクアマン」

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あらすじは海底に広がる巨大な帝国アトランティスを築いた海底人たちの王女を母に持ち、人間の血も引くアクアマンは、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられた。やがて、アトランティスが人類を征服しようと地上に攻め入り、アクアマンは、アトランティスとの戦いに身を投じていく。引用元 映画.com


素晴らしいぐらい娯楽に突っ込んでいる作品、明確に楽しさを追求している!アクション・ホラー・謎解き・サスペンス・SF・コメディありとあらゆるジャンルの良いところを集めてごった煮にしたような贅沢な内容。どれも一流の出来栄えで楽しめる。とても派手さがあり、細かな部分はツッコミがあるかもしれないが、圧倒的な映像美でねじ伏せている。ほとんどのシーンがCGだろうが、とても美しく作られている。アトランティスの王子という無茶苦茶な設定を強引に納得させる迫力は流石。このフィクションに乗れるかどうかが鍵になってくるかもしれないがかなり良く出来ている。


ジャスティス・リーグから見ていなくても今作単品で綺麗に仕上がっている。あまりにも英雄誕生の瞬間を描いた物語としては良く出来ている。


特にアクションシーンは見もので、主人公の活躍っぷりはもちろんヒロインのアクションもぶっちぎりでカッコいい!


水中でのアクションと地上でのアクションのダブルで良く出来ているのが、面白い。舞台がコロコロ変わり、見せ場がたっぷりあるのが楽しい。とりわけ、シチリアの陸上戦は大迫力の面白さだったし、最終決戦のあの見せ場しかなく海の中の大戦争感は最高に盛り上がる。とりわけ最終場面でのあの怪獣的存在の素晴らしさはなんとも言い難い。


また、分かりやすい伏線が沢山貼ってあるが、これが綺麗に回収され、物語を大いに盛り上げている。


テーマも実は環境問題を綺麗に含めながら描いていて、奥深く、最後のオチのある台詞にはハッとさせられる良い作りにもなっている。


あえて悪い点を上げるなら、ストーリーの進行を進めるためにご都合主義がいくつか取り入れられていて、何で選ばれたのかのかのロジックが薄いところがありくらいだろう。(それでも、最後のオチという意味があるので大して気にならない)


とにかくストーリーがドンドン進んで、ガンガン見せ場のシーンが積み重ねられていくのが楽しい一作になっている。DCの作品ながら気軽に見られる内容で面白かった。

 

シンプルに良作!

犯罪者か?英雄か?「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

犯罪者か?英雄か?

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

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あらすじは第2次世界大戦が始まり、イギリスはドイツに宣戦を布告。ケンブリッジ大学の特別研究員で、27歳にして天才数学者と称えられるアラン・チューリングは英国政府の秘密作戦に参加し、ドイツ軍が誇る暗号エニグマの解読に挑むことになる。解読チームには6人の精鋭が集められるが、他人と協調することを嫌うチューリングとチームメンバーとの間には溝が深まっていく。引用元 映画.com


ドイツの最高傑作の暗号機エニグマに挑んだ実話のお話。その機密性ゆえ、50年もの月日が経つまで、この物語の真相が白昼に出ることはなかった。ある意味戦争を勝利に導いた男の余りに切ない物語。実話故にどうしようもない非常な現実が突きつけられる。


数学者で明らかに能力は高いが、人とのコミュニケーション能力は低い主人公の葛藤を描いていく。本当に主人公のベネディクト・カンバーバッチは名演だった。本当に気弱だが、才能に溢れ、ある野望に執着する男を演じきっていた。


戦争において情報は時になによりも重要だ。それを暗号化し、エニグマによって解読させていくのはとても戦争において重要な意味を持つ。この暗号を解読しようと奮闘する話であり、これが想像以上に物凄い。


暗号の盗聴自体は簡単だが、それを読み解くには約1京通りの中から答えを見つけないといけない。しかもそれが毎日12時の鐘が鳴るとともに変更されるのだ。


この暗号解読に最高の頭脳を持って挑むのが本作だが、正直簡単ではない。その困難さは本作を鑑賞して味わってほしいが、まるで雲をつかむようだ。だがそこから、主人公はある機械を作り上げる。これが次世代につながるコンピュータの雛形となったものだ。


それによって解読にかける。そして、ドイツナチスならではのある究極的弱点を発見し、解読はさらに進む。(本当にこれが実話なのだから本当に皮肉だ)


ただ、エニグマの解読は簡単ではない。解けたという事を相手が知っているという状態はエニグマとしては使われない。つまり、バレていないと思わせて泳がせ、誰を助けるか誰を助けないかを決めなくてはいけない。


そして、この物語はある悲劇的な結末を迎える。物語中何度も映される主人公の学生時代。そこでの唯一の親友との大切な思い出、

そして……


この時代の法律は正しいのかどうかは分からないが本物の英雄と言った人間の結末がこのような形で表されるのはなんとも言えない。

 

無茶苦茶青臭い作品 「青空エール」

無茶苦茶青臭い作品

青空エール

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あらすじは北海道・札幌。野球と吹奏楽の名門・白翔高校に入学した小野つばさは、野球部のトロフィーを眺めていた野球部員の山田大介と出会う。吹奏楽部に憧れるつばさは、「甲子園で戦う大介をスタンドで応援する」と約束を交わし、その約束を実現させるため、2人は互いに惹かれあいながらも、それぞれの部活動に邁進していく。引用元 映画.com


ただただ熱血に、青春を打ち込んだ作品。ここまで来ると甘酸っぱ過ぎて嫌になる程暑苦しい。(そこがいいところでもあるのだが)


吹奏楽初心者が普門館に目指すの同時にと野球部の応援というテーマが明確にあり、とにかく青春真っ只中という内容。基本的には完全王道なストーリーライン。


主人公の冴えない感じから、野球部のある人への憧れから徐々に成長していく感じが甘酸っぱい。というかここまで王道の青春ストーリーも珍しい。


また吹奏楽の厳しさもキッチリ語られていて、ヒリヒリするぐらい熱い内容になっていた。こういう初心者が徐々に努力していく様を描くには時間が足りないと思うったが結構頑張って演出していた。


何よりヒロインが可愛らしいのが、青春映画のキモこんな子に恋なんてされたらもうダメだろう。(それをどう演出して見せるかが鍵となっているのだが)


ただ展開が王道すぎて、ストーリーに身が入らない事が多かった。結局青春映画のテンプレートをなぞっているだけで、既視感が強く、特に映画の尺的にどうなるかわかってしまう野球部の甲子園問題や吹奏楽普門館問題が大きく関係してきて緊張感がなかった。


結局、1年から3年の間の話なので、どこで行けるのかは分かりきっているのが難点。


まあ、ここまで王道を打ち込んで、見せられると良いところもいくつかあった。特に先輩の腱鞘炎の話題はリアリティもあり、魅せられた。逆に3年の野球部のあるアクシデントは鉄板過ぎて大味だが嫌いじゃなかった。


最後はお約束の展開が続くが、ある意味良くやりきったなと思うほどだった。ラストのまとめ方はまあこんなところかという感じだったが王道の青春もので良いんじゃないだろうか?


多少展開や台詞は読めるが、悪くわない作品だった。この手の作品はヒロインが可愛らしく映っていればいいのだよ。結局そこに行き着くのさ!

熱いラブコメディ! 「トリガール!」

熱いラブコメディ!

トリガール!

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あらすじは女子大生の鳥山ゆきなは、一目ぼれした先輩・高橋圭に誘われて人力飛行サークルに入部する。圭先輩との幸せなキャンパスライフに期待を膨らませるゆきなの前に現われたのは、サークル史上最高のパワーを持つ先輩・坂場大志だった。ヤンキー被れの坂場先輩を一瞬で大嫌いになるゆきなだったが、パイロット班は圭先輩、坂場先輩とゆきなのたった3人だけ。憧れの圭先輩と空を飛びたいというゆきなの夢は、早くも打ち砕かれてしまう。引用元 映画.com


まず始めに鳥人間コンテストという題材がツボ過ぎて最高!ここだけで加点されまくってます。ここで実在のチームであるところの唯一のタンデム飛行をモデルにしているところなんか最高にツボです。(そこにラブコメディ要素が加わるのも良いですね)


ストーリーは王道の展開を見せるラブコメディなんですが、このトムとジェリー感がたまらなく愛おしいですね。ヒロインと犬猿の中の坂場と言うキャラに罵詈雑言言い合うのが良いですね。


正直、コンテストものでライバルの不在やテレビ番組企画というところもあって弱いところはあるのですが、それでも熱量は悪くないですね。


また、主人公の一目惚れ感や坂場の二次元萌えの感じや部長の絶妙なカッコよさが際立っていて笑い尽くしました。基本内容はツッコミどころの多いコメディ色の作品なので、良い感じです。


なかなか熱いラブコメディなのですが、基本笑いの場面が強く出ていて個人的にかなり高評価です。こういう笑わしてくれる日本映画嫌いじゃないです。


特に琵琶湖のシーンは意地でも盛り上がってくるので、細かい事が気にならない人は結構良いと思います。


またこの手のラブコメディでのお約束の告白シーンがあるのですが、最高でした。これを見るためだけに見ても良いくらい面白かったです。(巻き添えを喰らう感じもまたたまりません)


何だかんだラブよりコメディによった作品ですが、根本にある飛びたいという欲求は悪くなく、表現されているので割と勧めやすい一本でした。


短い時間でここまで、良いラブコメディはなかなかないので個人的には面白かったです。(ただ、他の人の言うコンテストの他社不在問題は確かにあると思うので、そこは見逃してあげてください)

 

結構、実は熱いラブコメディ作品だと思うのですが、評価はちょっと低いのが残念ですが、悪くない作品ですし、光るところもある作品なので、ぜひおヒマな時にでも見て欲しい作品です。(短いですしね)

ゲームブックの映画化。 「ブラック・ミラー バンダースナッチ」

ゲームブックの映画化。

「ブラック・ミラー バンダースナッチ

 

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やっと投稿できるぐらいに休みが取れた。この1週間くらい大変だった。まあ、毎日投稿に戻るわけではないがこれからもどうかよろしくお願いします。

 

さて復帰第一弾はネットフリックスだからできる映像体験作品。ゲームブックの映画化!


こう説明するのが正しいような、自分で主人公の選択肢を選べる作品。まさに今の時代だからこそできる技術でマウスの操作で主人公が良識ある人物か殺人鬼か選べてしまう。

 

作品解説 1984年、ビデオゲームの開発チャンスを得た若いプログラマーファンタジー小説に基づくゲーム開発に取り組む中、現実とパラレルリアリティが混同し始める。引用元 Netflix


ストーリーは完全にメタ構造で1984年のクリスマス商戦に向けて若手ゲームプログラマーが過去に発売されたゲームブックを元にゲームを作成するという内容なのだが、徐々に選択肢が可笑しな方向へ進んでいく。


新感覚であってとても良い映画体験というか映像体験をする感じになっていて面白い。


また選択肢によってバッドエンドかトゥルーエンドかも選べ、完全に正気ではない主人公を選べたり、圧倒的なメタ要素をぶち込んで来たりとなかなか面白い試みを試している。


また細かな選択肢にいわゆる隠し要素(イースターエッグ)も用意されており、全選択肢わざわざ選んでしまうタイプにはたまらないネタもあった。(映画であるという事を上手く使ったネタや現代のネットフリックスから視聴していることが前提のネタなど)


ただ、オチが集結してしまうため、作品に操られてる感じがするのと、メタ的に先が読める展開があったがメッセージを送れというあの場面でのあの選択肢だけでも見る価値があった。


まさに現代性に富んだ映画であると言える。こう言った未来体験型の試みはネットフリックスのような新世代がどんどん挑戦していって欲しいのでかなり良かった。(ただ、仕方ないのだがパターン分岐の関係か戻るボタンが押せないのが少々見にくかった)

 

上映時間は1時間30分だが、結局2時間以上隠し要素を探す羽目になるのがこの作品!

一年という長い時間……

一年という長い時間……

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目標の毎日投稿は出来ました!

誰も褒めてくれないから自分で褒めよう。

偉いぞ自分、凄いぞ自分。

 

さて、今後の計画だが、流石に毎日投稿するのはキリがいいので止めにする。現実問題かなり厳しいことになって来ていたので、仕方ない。

 

完全に閉鎖するわけではなく、本数が不定期になるものと考えて欲しい。これからも映画等のエンターテイメント作品には触れていくつもりなので……

 

それと、現実の事情で1週間は何も更新できないが多分死んでないので安心して欲しい。

 

さて、今後の方針も語ったところで、このブログについて語っていこう。元々、完全に備忘録としてつけていた内容なので、はてなスターが付くと驚きとともに嬉しかった。内容は覚え書き程度だったかもしれないが、これが案外出てこない。文字数は最低ラインを決めていたので、それを越さないと行けなかった。これが正直辛いところだった。

 

それと365日間もの長い時間長期的にブログを続けてきたおかげで、だいぶ映画も観ることができた。しかし気が乗らない日に見ても途中で中断して見てまた中断しての繰り返しになりなかなか集中できなかったのも良い思い出だ。

 

さらに言えば新作の劇場映画をもっと見に行きたかったがお金の都合で行けなかったのが悔やまれる。こうして家で見ていると映画館という場所は本当に映画に集中させるために存在する物だと感じられた。

 

ブログのネタがない時に漫画をよく紹介していたが、長すぎる作品は読み返せないから外してしまい、短編ばかりになってしまっていた。

 

ただ、よくそんな自転車創業の中で、1年もの長い間続けて来れたと思う。これも少ないながら読んでくださる皆様のおかげだ。本当にありがとうございます。

 

これからも続けていくが、ひとまずこれにて一旦終了とさせて頂く。すぐ戻って来たいが、現実との折り合いでペースは確実に落ちることが予想される。それでも良いという稀有な方どんどん募集しております。

 

人間とアンドロイドの違いって? 「イブの時間 劇場版」

人間とアンドロイドの違いって?

「イブの時間 劇場版」

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あらすじは子どものころからアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用してきた高校生のリクオは、ある日、自家用アンドロイド、サミィの行動ログに不審な文字列が刻まれていることに気づく。親友のマサキと共にログを頼りに喫茶店イヴの時間を訪れたリクオは、人間とアンドロイドを区別しない店のルールに驚く。引用元 シネマトゥデイ


昔ながらのロボット三原則を使いながら、不思議な空間カフェ「イブの時間」での物語。ここでは人間とアンドロイドを差別しないという不思議なルールがある。(法的にはグレーゾーン)


これがあるが故にアンドロイドがまるで人間のように過ごしている。(いや、人間がアンドロイドのように見える瞬間もある)


このような不思議な場所で、人間とアンドロイドの交流を描いた作品。いくつか先読みしていれば当たる仕組みはあったが演出が上手い。まず誰がアンドロイドで誰が人間かわからないと言うのがキモ。ここの使い方が上手く、見事だった。シナリオに騙された。(もちろん良い意味で)


そこから、不可思議なカップルの奇妙なすれ違いや老人と子供の可愛らしいお客、明らかにアンドロイドにしか見えない客などが現れ、物語は進んでいく。


特に主人公のある種のアンドロイドへの執着が語られ、解消する流れが非常に上手く描かれていて気に入った。主人公のアンドロイドがこの店を訪れたログから一貫して語られていた内容なので、順当に描かれている。そして悩みもまたこの時代においては起き得そうなことで良い。


また、完全にロボット三原則に乗っ取ったある自己犠牲的行動があまりにも良い。(この手の心宿っているのかどうかわからないモノが心情を語るのに個人的に弱い)

 

また、この作品も数年前だと言うのに未来像が結構外れていそうなのも未来物SFの難しさだと言える。


また、物語は割とギリギリのところで踏みとどまっているが、続編がありそうな終わり方でちょと残念。(流石にこのヒントだけでは読みきれない)

 

ちなみに劇場版の前に短編でいくつか作ったものの完全版だから単発的な話が続く印象がある。(それもそれで良いのだが)


ただ、その全てが語られない感じ含めて、良い未来系SFだと言える。こんな未来がもしあったらちょっとアンドロイドに恋しそうだ。実際に社会問題になっているという描写があったが、日本でアンドロイドが実用化されたらまず間違いなくそうなるだろうなぁ。