HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

名作パブリックドメイン映画 不思議の国のアリス

映画館に映画を観に行くのは割と労力のいる作業だ。純粋に距離的、時間的、そしてなによりも金銭的に負担が多い。もちろんそれに見合った作品があるから観に行くわけではあるが、当然全てその労力に見合った「当たり」という事はないだろう。

 

では、確実に「当たり」であると多くの人が思い、距離的、時間的、そして金銭的制約が実質存在しない作品群があると言ったら驚いてくれるだろうか?

 

まあ、大袈裟に言ってみたはいいものの、なんて事ない。ただのパブリックドメイン作品の紹介だ。このパブリックドメインとは、簡単に言うと著作権がもう切れていてる等々で知的財産権がなくなっている物の事(所有権、人格権は別)

 

つまり、パブリックドメインになっている作品は、格安あるいは無料で見れてしまう作品という事。

 

しかし、著作権が切れているような作品が面白いのか?という疑問が浮かんで来るかもしれない。

 

たしかに、今から60年近い前の作品が現代の感性で「面白い」と断言できるか言えるかどうかは難しいだろう。というより殆どの作品が「面白くない」と感じられるかもしれない。

 

ただ、歴史に名を刻み、歴史の荒波に揉まれ、それでいて圧倒的に強烈な文化影響を与えた作品というのもこのパブリックドメインのなかにはあると言っておこう。

 

では、本題というかここまでは前振り、今回紹介したい作品は1951年公開アニメーション版「不思議の国のアリス」だ。

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あまりにも有名、そして後世の世の中にとても影響与えた作品だろう。というかこの作品のせいで、「アリス」というキャラクターが金髪で青と白のエプロンドレスのキャラクターに変化してしまった。

 

この作品は現在パブックドメインに当たり、YouTubeやニコニコで簡単に無料で見ることができる。

 

さて、本作品をまだ見たことがない人はさっさとこんな文章を読まずに適当な動画サイトで、無料で観て来て欲しい。

 

では、まだ読んでくれている人達にこの作品がいかにクレージーでシュルレアリスム的で、ベニテングタケのイボテン酸の塊のような作品かを説明しよう。

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まず、アピールポイントとしては映像の異常さだろう。意味不明というか突拍子もない行動の連続。それをあのディズニー本人がやってのけている!!!ちなみに映像は控えめに言っても映画で映るマジックマシュルームをキメて作っているとしか思えない。

 

次にキャラクター、イカレ帽子屋、チャシャ猫、二足歩行の兎、歌う花達、パイプを吸うイモムシ、絶滅したはずのドードー鳥、奇妙な双子、ペンキをぶちまけるトランプ兵に、イカレたトランプのクイーン、フラミンゴを使ったクリケットetc...

 

正直、この無茶苦茶なキャラクター達は私の言葉で説明できるほど、退屈で、平凡な存在ではないため、見てくれとしか言いようがない。そもそもコイツらを説明する事自体がナンセンスだろう。

 

それと、映画の根幹であるテーマだが、そんな大層な物は取り扱っていない!この作品は不条理で意味不明で、「教訓」だとか「道徳」だとか「信仰心」と言った物が得られると思って観てはいけない。つまり、この作品は純粋に愉しむためだけにある。(表向きは)

 

そして、この作品の魅力は主人公である「アリス」自身とも言える。この主人公はとても可愛らしく、優しく、素直で、礼儀正しい。その分好奇心旺盛で、難しい言葉をわざと使う衒学的なところや、一人二役を演じるといった空想癖も強い。不思議の国で現れる個性豊かなキャラクター達に堂々とアリスは「アリス」という個性を見せつけて来る。

 

結論としてこれほど個性的な作品は珍しく、話の内容だけは知っているが、絵本でしか触れたことがない人には原作を英語で読めとは言わないが、せめて無料で見れるのだから映画でくらい見てほしいということだ。

 

ちなみにこの作品が「当たり」かどうかはディズニーのDVDやBlu-rayを見たことがある人ならわかる通り、何度も何々コレクションとして出ている事が、証拠とさせていただきます。