HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

ドルメンX 私にアイドルを理解させた漫画

今週のお題は「私のアイドル」

 

と言う事だったが、正直、アイドルと言うものに強烈な関心を向けた事がなく、AKBの商業的な戦術がどうだとか、TOKIOが実は引越し業者ではないだとか、その程度のネット認識しかなかった。

 

しかし、ある漫画というか「ドルメンX」という去年終わった全4巻の作品があまりにも強烈だった。

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それまで、正直に言うとアイドルというものに熱狂的になる感覚、すなわち「ファン」になるということを小馬鹿にしていた。

 

握手するのに金を払い、自分を覚えていてくれただけで、狂気乱舞し、リアコ(リアルで恋してるの略語)までして、ただグループから卒業(脱退)するだけで、今生の別れかのようにむせび泣く……

 

はたから見れば、冗談でツイートしているだけだと思うのが正常だろう。しかし過去のツイートを見れば恐ろしいほどのグッズの画像が流れて来て、あぁ本当にその程度の事で泣いているのかと思っていた。

 

これは男性アイドルだろうと女性アイドルだろうと関係なく、恋愛対象としてそう見ている事そのものを小馬鹿にしていた。

 

しかし、その認識は甘かった。彼ら「ファン」と呼ばれる人々そして「アイドル」とはそんな外面を垣間見て理解出来るような代物ではなかった。

 

小馬鹿どころではない、愛すべき大馬鹿者達の集まりとその中心にいる本物の偽物。

それが、「ファン」と「アイドル」の関係性であると認識させられた。

 

ドルメンXとは、そんな関係を真剣に書き込んだ作品であり、試し読み出来るので、是非読んでいただきたい。

 

まあ、どんな作品かという事ぐらいは説明しておかないと読む気にもならないだろうから、軽く解説しておくと、「地球侵略」を試みる主人公達は「トップアイドル」になれば可能だと思い込み、適当にアイドルになろうとするが……

 

ハッキリ言ってキワモノの分類に入るだろうが、無茶苦茶なスポ根物というか熱い。熱すぎる。熱量が凄い。この作者の怨念とも言えるような内容に仕上がっている。

 

例えば、主人公チームの紅一点で、サーポト役兼ドルオタの彼女がまあ凄い。例えばこの台詞

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正直意味は分からない。私に言語化は出来ない。しかし、アイドル論を語る上で、なぜかグサリと来るものがあった。

 

他にも、主人公達と観に行ったアイドルのピラピラのキッラキラ衣装を最高に馬鹿にされた後に、ああいうのが、かっこいいー♡とか思ってんの?という一言に

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という返答などアイドルの本質を表現していて素晴らしい。

 

まあ、わかりやすくこの作品の素晴らしさを表現するなら廃刊となる雑誌に掲載されながら、最後の4巻目が576ページ(3巻は220ページ)と殆どの2巻分の厚さを誇り、中古価格が一切値崩れしていないと言えば客観的にも価値があるのが、分かるだろう。

 

まあ、何が言いたいかと言うと、「アイドル」って凄い!!!