HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

最高クラスの「2」映画 パディントン2

パディントン」と言えば有名な熊のキャラクターである。(ペルーからロンドンにやって来た来たお茶目な紳士熊であり、ハチミツ中毒の方ではない)

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その実写映画の第2弾がどの映画レビューサイトでも、すこぶる得点が高い。ここで、注目して欲しいのは「2」の方が、評価が高い点だ!

 

普通の作品では、一作目が高評価が出ても、基本的には「2」が前作の評価をさらに超える事はない。例外としてあげるとしても、せいぜいターミネーターとマッドマックスの「2」くらいだろう。(個人的な感想だが)

 

しかし、このパディントン「2」はその例外的な作品に分類される。

 

つまり、パディントン(無印)よりパディントン「2」の方が完成度が高い作品だと言う事だ。

これは個人的意見からも客観的意見(レビューサイト等)からも言える。

 

そもそも、(無印)の方のパディントンはかなり子供向けの出来だった。私も鑑賞した際に、普通の子供向け映画だと感じた。

 

しかし、今作の「2」では、全く違う出来になっている。確かに子供向け映画ではあるが、そんな事は百も承知の上で、それを踏まえた上で、完璧といいほどの脚本を用意している。

 

まず、主人公のクマさん「パディントン」の事を完全に誤解していた。前作の評価では私が子供向けと決めてかかって観ていたから分からなかっただけで、こいつはハチミツ中毒とは根本的に違う。

 

例えるなら「紳士的で、抜けているけど、正直な、愛すべき隣人」というところなのだ。決して愛嬌だけを振りまく、マスコットではない。

また、脚本の質の高さには驚かされた。前半のいわゆる(無印)を鑑賞していない人向けのパディントンとはこういうキャラで、こういう世界観設定なんですよー!
という、一見さんの為の説明シーンが、ほぼ完璧に布石として使用されている。ここは本気で、全ての続編物の中でもずば抜けて上手い。

個人的な意見だが、この前半の世界観設定解説部分のみについてのみなら、歴代の「2」史上最高の出来だとすら思える出来だ。

 

また、悪役の造形も、ポップであり、憎めない存在として語られるのは、この手の子供向け映画では好ましい!

 

確かに謎解きパートの強引さや煙のように消えるロジックのなさや御都合主義満載なところは十分にある。

 

しかし、そこに突っ込みを入れるのは野暮と言えるラインには抑えているし、作り手もあえて御都合主義を選択し、物語的なテンポを優先させたように見えた。

 

また、中盤で「パディントン」はある危機に陥るのだが、そこからの彼ならではのキャラクター性で、突破するシーンは上手い!(例えば赤い靴下によって、色彩的に変化を与える下りなど、実に上手い)

 

そして、終盤。御都合主義の連続とも取れるが、前半の世界観設定において布石として配置していた部分が見事に生きてくる。そして、文句のつけようがないラスト!

 

というか、今年最もエンドロールが心地よい多幸感に包まれる作品は今作だろう。

 

まだ、劇場で公開もしている作品なので、是非見てほしい!前作は見ていなくても、全く問題ないほど完璧な説明をしてくれるので、安心して今作を見てほしい。