HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

「テキサスレディオギャング」青春とも呼べないもの

ラジオが好きだ。

けれど、別にヘビーリスナーでもなくて、TBSクラウドで気になるラジオを数個、聞いているだけだ。

そんな自分にも凄まじい衝撃が走った作品がある。

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テキサスレディオギャング」という作品だ。

内容はラジオ好きのスクールカースト上位の主人公が、学校では基本ラジオ好きを隠していて、唯一スクールカーストの底辺にいる3人と話している時だけは本当にラジオの事を笑いながら喋れるという設定だ。

 

つまり、いつもはカーストの為に、自分の趣味を隠しているが、本物の友人である3人の前では「ラジオ」が好きだという気持ちをさらけ出しているという状態だ。

 

ここで、主人公のなんとも言えない現実的な処世術がチクチクと胸をうつ。そして、そんな日常のある日、スクールカーストの底辺にいた、「シバケン」が死んでしまう。いや、殺されてしまう。カーストのテッペンにいる「鮫島」が殺害していたことがわかってしまう。(遊びで、事故で、死んでしまった)

 

誰も、責任を取ることもなかったこの事件を主人公は忘れられず、「シバケン」の遺品からラジオドラマを見つけてしまう。

 

ここからが、本当に素晴らしい内容になっている。スクールカーストという悪魔のようなものに友情とラジオで対抗する様はなんとも言えない。

 

また、復讐のためとは言え、本当にギリギリの方法で、ラジオドラマの「」を集める方法など本当に素晴らしい。

 

これぞ、青春、底辺にいたものの叫び声だ。

特に、ラストの卒業式。

こんなドラマのようなことは起きないかもしれない。カーストは変わらない。けれど、それでもやらなくちゃいけないと強く感じさせる作りになっている。

 

本当に名作の一冊という出来栄えだ。

是非ご一読願いたい。