HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

リアリティと虚構 「ブラックパンサー」

ちょっと批判的内容とネタバレを含む内容になっているので、初見で純粋に楽しみたい方は読まない方がいいと思います。

 

それでは今日、取り上げる作品は

ブラックパンサー

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あらすじ 

アフリカの秘境にあるワカンダで産出される鉱石ヴィブラニウムは、全てを破壊してしまうほどのパワーを持つ。歴代の王は、悪用されないように鉱石の存在を極秘にしていた。若くして王になったティ・チャラは、謎の男エリック・キルモンガーがワカンダに潜入しようとしていることを知り……引用元シネマトゥデイ

 

という内容なのだが、この設定が「マーベル」もとい「アベンジャーズ」の世界観で行われている。

 

違和感を感じないだろうか?

地球の危機に瀕していながら、その時も極秘にしかも500年の歳月も隠し通してきたというのは……

 

しかも、科学技術はスターク社を超える(推測だが)ものであり、今まで何をしていたのか疑問に思うほどだ。

 

今回書きたいのは、この作品のストーリーではなく、「アベンジャーズ」での立ち位置がわからないから書き込んでいるのだ。

 

主人公は謎のハーブから力を得て、不思議な鉱物から作られたスーツを着ている。これ単体ならスーパーヒーロー物として、なんら問題がない。

 

問題なのは今まで、微妙なバランスで作られていた「アベンジャーズ」の力関係がどうなるかだ?

 

正直、スターク社以上の科学力を国家単位で持っているのなら「アベンジャーズ」は全くいらない存在になる。暗躍的な意味では動くかもしれないが……

 

これらのことから、もっと戦略を練れば最低でも「シールズ」の面子は戦力的にいらないのではないだろうか?

 

また、ハーブは少々映画中で、雑に使い過ぎており、もう存在しないとは到底思えない。(一箇所で集中管理していたのか???)

 

また、スーツのパワーとハーブを飲んだ人間が、何もつけていない槍を持った女性が互角の勝負をしているようにも一部見えるため、強さの指標がわからない。純粋な筋力で、最新のアイアンマンとどちらが強いのだろうか??

 

それと、サノスの脅威に怯えさせたいからと言って、予告編にブラックパンサーを出させるのは反則と言っていいだろう。究極のネタバレを公開一か月前にやるのは本当にどうかしている。

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ちなみに内容は御都合主義こそあったものの、アフリカの資源を略奪した過去や奴隷として連れてきた現実と向き合い、それでもなお武力以外の方法で対話しようとするメッセージ性は良かった。

 

もちろん、「マーベル」特有のバリバリのアクションシーンやアフリカ的近未来像など見所も多く、単品の作品ならかなり面白い作品だと思える。