HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

WEB漫画の大御所「平穏世代の韋駄天達」

WEB漫画の大御所といえば、「天原」さんの「平穏世代の韋駄天達」だろう。

 

設定は太古の昔と言うほどではないもののの、昔韋駄天と魔物が戦い、一人の韋駄天を残し悪魔との戦いを終結させたところから始まる。

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そこから、八百年後のお話になっていて、構成が物凄く上手に出来ている。というか、プロレベルの構成力をバシバシ見せてくる。

 

話も王道路線を基本軸に、ありとあらゆる要素をごった煮にしたような、カオスなストーリーになっていて素晴らしい。

 

基本構成そのものは「ゆとり」世代とも言っていい神さまという連中が、魔物復活を阻止しようとする話なのだが、そんなに簡単に話は進まない。

 

まず、主人公たちが、天才的に強い血統なのに弱いという理屈もキチンとしており、また魔物側が今まで、正体を表さなかった理由づけもキチンとなされている。

 

特に、魔物サイドの陣営の人間味というか、リアリティが素晴らしく、彼らには彼らの理屈がキチンと存在していて、物語内で昇華されている。

 

また、物語内リアリティの面でも精神的描写の上手さや言葉選びの巧みさなど本当に素晴らしい。

 

強さを求める事を主題においた師範が、知識欲に溺れる弟子に対しての感情のあり方などコメディとして十分に面白く読ませてもらえる。

 

また、「」というものと「韋駄天」は違うのだが、その類似性を利用して、ある作戦を企てた話など、作家性が特に出ており、すごく好みだ。

 

ただ反面WEB漫画であるため、今後更新がされる可能性が低い事が示唆される。

 

原作の「天原」さんが少々ニッチな方向にだが、商業デビューをしてしまったので、こちらに帰ってくる可能性が低いのが悔やまれる。

 

しかし、名作である事には変わりないので、読んでおく事を進めておく。

 

また、WEB漫画から優秀な人材が排出される事自体は嬉しい事なので、素直に喜んでおこう。

 

また、無料で読めるうちに他作品にも触れておく事をオススメする。