HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

誰が泣くか!「STAND BY ME ドラえもん」

個人的に好きな漫画として、わざわざ言うまでもなく、「ドラえもん」が入ってくる。これは子供の頃から一切変わっていない。

 

それが故に、ごく最近まで、見たくない映画があった。ただ、先日ドラえもんに関する記事を書く上で、批評しておくべきだと思い見てしまった。

 

タイトルは「STAND BY ME ドラえもん

いっしょに、ドラ泣きしません?」とのキャッチコピー付き。

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あらすじというかなんというか、見ていなかった自分は正しかったと思わせる内容だった。

まず初めに、誰に向けての映画かという点からおかしい。子供向け映画にはなっているが、その親の層を狙おうとしてくるのが、バッチリ伝わってくる。

 

そもそも、お話が今までの「ドラえもん」の集合体いや改悪版総集編なのだ。

知っている話を新たに3Dリメイクを施し、感動秘話をたんまり集めて、無理やり泣かせようとしてくる。

 

正直、嫌いな性質な映画だ。昔からのファンを食い物にする根性が気にくわない。

 

それに、新しい脚本で追加された矯正プログラムというのも、「ドラえもん」の世界観で、行うには無理がある。(ロボットが完全に奴隷の世界観なら良いが)

 

また、元の話では感動的だったが、なぜヒロイン「源静香」が惚れるのか???

が、完全にダメダメになっている。積み重ねがなさすぎて本当にのび太という人物に惚れた理由が分からない。

 

そこに、ジャイ子問題というか東京大阪問題も合わさってくるから、これまた悪い方に転がっていく。(漫画版では気にならない&コメディだからで済む)

 

シリアスになってくるほど、未来での源パパの言葉が微妙になってくる。そんな描写あったか?と本当に首をひねりたくなる。

 

さらに、ここから強制的に帰還プログラムが発生するのも物語的な「泣かせ」演出で酷い。(しかもロジックが無理矢理で、歴史改変を一度しか無理な理由が分からない?)

 

そもそも、歴史改変していい話だったというのは原作の甘いところなのにそこをいいように解釈するのはいかがなものかと……

 

そして、間延びしたラストというか単なるネタバラシ……

今現在、「ドラえもん」を見ている層には退屈になったオチを見せるだけで、親の層には過去の思い出補正を掛ける為に無駄に長くしている……

 

とにかく、懐古趣味の嫌みたらしい作品だった。私はちょっと抜けていて、皮肉屋で、ブラックなコメディの「ドラえもん」が好きだったのだと思い返せた。

 

こんなノスタルジーにまみれた、利権まみれの感動させますよ!とごまをすってくるような作品は嫌いだ……(良い点は、漫画版のエピソードは本当に良かったと再確認出来る点だろうか?)