HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

何を感じ取るか?「君たちはどう生きるか」

歴史的名著の漫画化であるコミックス版の「君たちはどう生きるか」を購入してみた。

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売り上げ部数が100万部を超えたと噂されるから、正直気にはなっており完全に興味本位で購入。

 

内容は正直、悪いとは言わないが100万部売れるほど面白いわけではない。

 

基本的に主人公のコペル君(コペルニクスに由来)が日々の暮らしを通して、新たな考えを作者の代理人であるおじさんに届け、それに格言のような内容でその考えを返していくというのが、全般の流れになっている。

 

本書の特徴として、途中漫画表現ではなく、手紙という形式で紙面を文字で埋めて、事実上小説と同じ事をしている。

 

そのため、漫画を読むというより、小説の一部抜粋を元に漫画でストーリーを肉付けした感じがする。

 

そしてその考えの内容は正直、中高生向けの哲学の始めのような考えが多く、万人に読めるようになっているとも言えるが、新しい考えがある本という感じではない。(原作が作られた年代的にそうなるのは当然だが)

 

感覚的には漫画っぽい「道徳」の教科書でも読んでいるようで、つまらないわけではないが、面白いわけでもないという感じだった。

 

正直ここまで売れた理由は、ジブリというか宮崎駿の映画化に伴ったコミカライズという側面と原作までは読みたくはないという感情がいい塩梅で混ざり合い、セールス的に当たったという感じで、物語の面白さや考え方が特段優れていたからだとは感じなかった。

 

もともと中高生向けの考え方の本というその当時は新しかったものを今現在、流石に読ませたい年代から離れた私が読んでもピンとこないのは当然とも言えるかもしれない。

 

特に時代背景が何十年も前であるから、流石に親近感も持てなかったのも痛手か。

 

興味本位で読む分にはいいかもしれない程度の本だったというのが少々残念だったが、これが世間の今読みたい丁度いい「道徳」の本だと思うとまあ読んだ価値はあったかもしれない。

ただ、そこまでオススメするような本でもないと感じた。