HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

ハリウッドで映画されたライトノベル「All You Need Is Kill」

映画された日本製ライトノベルという事で一躍、脚光を浴びた作品。

All You Need Is Kill

この作品はハリウッドで映画化され

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小畑健さんによってコミカライズ化され

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そして元々小説として出版されていた。

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設定はどこからやってきたのかも不明な謎の生物群と戦う新兵の話というのが、小説版と漫画版だ。(映画版では階級や組織が違うところから飛ばされてくる)

 

この作品のキモは当時の流行りだったループ物つまり記憶を保持したままある地点の自分に戻ることができるという話だ。

 

これが、新兵が戦場で死に、記憶を残したまままた戦場に送られていく話として面白くなっている。というか一種の「ゲーム」なのだ。

横スクロールの「死に覚え」と言われるような作品に非常に近い。

 

とにかく、主人公はなぜ時間を繰り返すのか?という謎と戦場での戦いを淡々と繰り返し、技術的にレベルアップしていく。

 

これが、まさにゲーム的な面白さで、繰り広げられる。

 

また、なぜ時間が巻き戻るのかというロジックは実は敵に由来するというこれまたゲーム的な面白さを保っていて良い。

 

キャラクターというよりもストーリーだが、こちらは徐々に明かされていく真実とそこに現れるヒロイン「リタ」がとても特徴的だ。

 

そしてここからは、映画と小説・漫画版と大きく異なる。具体的に言うとただのアクション映画になるか、ループの苦しみの中で先に進むか?と言うことだ。

 

映画版では正直、最終盤何故?と言う展開からのある種のタイムパラドックスエンドを迎えており、大味大作と言った印象を受ける。

 

反対に小説・漫画版ではループ物特有の現象理由に向き合い、キチンとした悲劇と成長を描いている。

 

一つの原作から映画を作る際にかなり改変が加わっていることをよく理解できる。

 

総論としては両者ループ物というジャンルが好きなら楽しめる作品だろうが、最後を分かりやすい大味なものにするか、それとも悲劇を糧に成長を描くかでかなり印象は違ってくる。まあ、改変など当然起こる物だからと割り切って見るのがオススメだが、私は小説・漫画版のオチの方が好みだ。