HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

あるシーンの為だけにある映画「パフューム ある人殺しの物語」

香りという見ることが、できない物を観る映画。「パフューム ある人殺しの物語

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あらすじは18世紀のパリ。魚市場で生み捨てられたジャン=バティスト・グルヌイユは、超人的な嗅覚を持っていた。ある日、街で出会った女性の香りに取り憑かれた彼は、その香りを再現するために香水調合師に弟子入りする。やがて、パリでは若く美しい女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生し……。引用元 映画.com

もともとベストセラーを映画化した作品で、香水師の主人公の病的な「香り」に対する思いが、映像美として表現される。


その「香り」を得る為に、平気で犯罪に手を出すことになるが、そこに至るまでの過程を軽快にナレーターが語っていく。ここに至るまでの主人公の超嗅覚を使った行動も魅力の一つだ。

 

殺人の映画ではあるが、どちらかというと残酷な描写というよりエロティシズムの要素が強い。主人公の動機が女性の「香り」を求める為殺人に手を出すからだ。

 

そして、その死体から究極の「香水」を作ろうとするのが本作の目的だ。ここの魅力がこの作品の全てで、とにかく狂気的に主人公は作成に勤しむ。(つまり大量殺人鬼に……)

 

ストーリー自体は殺人描写に耐性があればなかなか面白いのだが、あるシーンというかラストの大量にエキストラを動員して撮ったシーンは好みは分かれるかもしれないが、とにかく圧巻。

 

このシーンのみの為にこの作品があるといっていいほど、衝撃的なシーンで、ここまでのエキストラを使ってこういう倫理的に危ないシーンを撮影するのは本当に困難だと思う。少しネタバレで説明するなら究極の「香水」を使うということはどういうことなのか?ということだ……

 

ただその内容は、かなり個人差が出そうな映像なので、注意が必要かもしれない。

 

それと映画の終わり、主人公の決断はなんとも言えないような破滅的終わり方で、個人的には好みだ。

 

総論として、ある一点、あるシーンのみとんでもない映像が待ち受けている作品というのが感想だ。