HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

当たり前が変わる季節「春よ来るな」

今週のお題「わたしの春うた」

このお題だと日本に数百曲はある特定の花の名前の曲が人気だろうなぁと思うので、あえて邪道をいく曲を紹介。

ミドリカワ書房春よ来るな

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内容は昨日酔い潰れ会社まで遅刻した父親が、春、東京に行く娘を思いながら歌う曲になっている。

 

これがなんとも、リアリティたっぷりと歌い上げる。題材も父親の目線で別れを語る曲などなかなかないなか、とても情感たっぷりと詰まって、言葉選びも素晴らしい。

 

特に、何度も何度も自分で自分を説得させて、東京に行く娘を納得しようとする所など、子離れ出来ていない父親をリアルに描いている。

 

それでもやっぱり「」なんか来なきゃ良いのにと願う気持ちは身にしみて伝わって来る。

 

冗談まじりで、二人目を作ろうかなと下ネタを歌うところが逆に哀愁を誘って来る。

 

本当に心配する気持ちが前面に出ていて、しんみりした良い歌だ……

 

反対にとても明るく別れを歌い上げるのが、同歌手の「さらばグッバイ」だ。

 

新婚の夫婦の単身赴任をとても軽やかに歌い上げる。

 

会社の命令を血も涙もないとさらりと軽く口を叩いているの夫と裏腹に、少し早く駅に到着して、時間でも潰そうかと喫茶店に入った途端泣き出してしまう妻。

 

そんな関係をとても軽快に、しんみりとした雰囲気もなく、リズミカルに語って行く。

 

別れを惜しむ歌として、キッチリとしていながら、どこかカラッとした爽やかさを持った歌に仕上がっている。

 

特に、妻に不器用な励ましの言葉を送る夫がなんとも言えない。

 

とても現実的な地に足のついた別れの曲で、死ぬわけではないし、毎日必ず電話もするから、もう泣くんじゃないと言うのはなんだかとても自分自身に言い聞かせているようで、素敵だ。

 

そして、お別れのチューをしようと言って、照れる妻を笑わせて終わる。その笑顔で、頑張れるからと歌って……

 

というわけで、私にとっては「」というのは当たり前の現実が当たり前に変わる季節なので、この2曲が私の春うたになる。

 

やっぱり「」って別れの季節だよな……