HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

ブラック企業??「プラダを着た悪魔」

素晴らしく面白いけれど、とても自分の倫理観に見合わない作品だった。不思議な作品。

プラダを着た悪魔

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あらすじはオシャレに無関心なジャーナリスト志望のアンドレアは、ニューヨークの一流ファッション誌編集部でカリスマ編集長ミランダのアシスタントとして働くことになる。一見、誰もが憧れる夢のような仕事、しかしそれはミランダの理不尽な要求に振り回される過酷なものだった。引用元 映画.com

正直とても面白い。美人だけれど、ファッションに興味のない主人公が徐々にその美貌をランクアップさせていく様、出世物語として、本当によく出来ている。素直にここは上手い。


ただ、ブラック企業万歳映画なのかな?と思えるシーンの連続だし、ファッションのことについての無理難題を押し付けて、それを解決するなら理解もできるが、それ以外の物はいびっているようにしかみえないし、実際そうだろう。


確かにそれをクリアすることでカタルシスはあるが、上司の彼女のスタイルによって有望な人材が潰されたのは間違いないだろう。映画では描かないが……(完全にファッションに関係のない能力で選ばれているのが目に見えてわかるのだから)


また女性の社会での地位向上が、ファッション業界という空間であっても、重要なのはビジュアルであるというのも正直どうかとは思う。映像的に綺麗なのは認めるが……(太っていては素晴らしいデザインは創れないのか?)

 

正直、理想の女性の社会進出の映画としてはちょっと見れない。また個人的だが、彼氏が可哀想だと思うのは私だけだろうか?(完全に浮気だし……)

 

しかし、悔しいかなこの作品、本当に面白い。

倫理観が受け付けないけれど、物語のテンポやキャラクターの強烈さが良く、お話の組み立ても上手い。

 

ただ、12年前の倫理観なのではないか?とも思ってしまう。あくまでファッションの世界での話なのであれが当たり前なのは素直に嫌だ(今でも変わっていないのならそれは残念で仕方ない)

 

総論としては、とにかくブラック企業の社長相手に孤軍奮闘する話で、無茶苦茶な難問を解いていき、その過程で美しくもなっていき、出世もしていく女性を本当に面白く撮った作品と言える。