HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

普通にダサい。「BALLAD 名もなき恋のうた」

アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を原案とした作品。「BALLAD 名もなき恋のうた

 

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あらすじは時は1574年の戦国時代、春日という小国で“鬼の井尻”と恐れられ無敵を誇る侍・井尻又兵衛(草なぎ剛)は、春日の国の姫君・廉姫(新垣結衣)を命懸けで守り続けていた。ある日の戦中、無敵の又兵衛に一瞬のスキが生まれてしまい、足軽の鉄砲が又兵衛に狙いを定めたその瞬間、川上真一(武井証)という少年が突然現われる。引用元 シネマトゥデイ


原作が素晴らしかった為、基本的には悪くないように見えるが、どうしても比べてしまい、荒が目立つ。


ストーリーは戦国時代にタイムスリップするというものだが、なぜタイムスリップしたかがまったく分からない。


原作の方でも若干御都合主義ではあったが、タイムスリップポイントが野原家の庭だった為、ある程度の説得力がある。(クレヨンしんちゃんだからという絶対的な理由もある)


それに対し本作では、道に生えたご神木がタイムスリップポイントとなっている為、なぜ主人公の達だけがタイムスリップできたのか理由が分からない。故にただの御都合主義にしか見えない。


また原作では95分だったのが、132分と無駄に長くなっており、ただ助長になっただけと言える。


さらに本作では合戦時に出血する場面が無いが、これは監督の「子供にも見てほしい」という思いからであるらしいが、それなら原作の方が子供向けという意味でも完成度が高い為、実写では血が出ないという違和感のみが際立たせる。


また副題にもなっている恋の要素だが、原作ではあくまで一部の人間しか知らなかったはずなのに、周知の事実となっている。


戦国時代にこの身分格差の恋が、叶わず悲恋であるから原作では儚く綺麗な物となっていたが、今作では周知の事実となっているのはどう考えてもおかしい。


またラストも原作ではハードボイルドに終わったシーンだったが、しんちゃんにあたる人物の場合はっきり言って、適当。


これを見るなら原作を見るべき。

 

当たり前だが、アニメ映画の「実写化」は構造として十分に歪んでいることを再認識させられる内容だった。