HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

最高級のお涙ちょうだいもの「湯を沸かすほどの熱い愛」

嫌いな設定の映画……それでも……

湯を沸かすほど熱い愛

f:id:HAL8192:20180507072207j:image

 

あらすじは持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。引用元 映画.com


私、個人的には「申告もの」と読んでいる、余命いくばくもないと告げられた人が何をするのか……という駄作になりやすいテーマだった為、正直避けていた作品でした。


きっと、お涙ちょうだいなんでしょ……

と言わんばかりの展開だと思ったのですが、まったくと言ってその通りでした。


ただ、そんじょそこらのお涙ちょうだい物ではなく、涙腺を刺激するありとあらゆる事を徹底的に行い、ただひたすらに強引に暴力的に感動をもぎ取って行きます。


キャラクターは記号的な部分が散見されますが、そんな事は百も承知と言わんばかりに、キャラクターを追い込んで追い込んで、ある一種の昔の良き日本という不可思議なリアリティを作りこんでいます。


この映画は古き良き「日本の家」の映画であり、私の世代は知らない時代のお話です。(設定は現代ですが)

 

故にというかなんというか完全にフィクションであるがため、涙が出てこさざるを得ない演出数々はよくここまで、恥も外聞もかなぐり捨てて、できるな〜と素直に思ってしまうほどです。

 

面白さは十分にありますが、感動させるための仕掛けとして、徹底しています。ここまでくると流石に馬鹿には出来ませんでした。

 

ある意味、ファンタジー的物語ですし、タイトルも深く考えると気持ち悪いと思う人も出るかもしれません。


それでも、なお、フィクションだからこそできる。小さな奇跡が本当に美しかったです。

 

総論としてはお涙ちょうだいの何が悪いのか!と喧嘩を売っているような映画で、感動の押し売りでとにかく泣かせに来ます。細かなツッコミどころは無視して、見るとかなりオススメです。