HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

優等生サメ映画「ロスト・バケーション」

珍しく、馬鹿じゃないサメ映画。

ロスト・バケーション

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あらすじはサーファーで医者のナンシーは、休暇で秘境のビーチにやって来た。時を忘れ、日が暮れるまでサーフィンを楽しんだナンシーは、海中で突然何かにアタックされ、足を負傷してしまう。なんとか近くの岩場にたどり着いたナンシーは、岩の周囲を旋回するどう猛で危険な存在が自分を狙っていることに気がつく。岩場から海岸までの距離はわずか200メートルだが、時間とともに潮が満ち、海面が上昇。足下の岩場が沈むまでの時間は、わずか100分しか残っていなかった。引用元 映画.com


サメ映画といえば馬鹿なイメージしかないが、本作はきっちりと恐怖体験としてキッチリ描きこんでいる。


まず、はじめに空間と時間が勝負になってくるというところから、頭の良さが違うところが見せつけられる。


ビーチから200メートルほどの場所からの脱出という制約や持っている持ち物の有効活用の具合(御都合主義なく、あって当然のアイテムを上手く使っている)


また、戦略的にサメと対峙し、どうアイテムを入手し、どう対処するかのバランスも良い。


ほぼ、一人芝居なおかつサメはキーになる場面にしか映らないが、100分に収まるコンパクトな時間配分と、見事な脚本で飽きさせない。


恐怖というよりも頭脳戦のような見せ方も上手い上、ストーリーラインもキッチリしており、短い尺の中、キャラクターの持つ今の心情や能力を説明的でなく上手く表している。例えばカモメへの優しい描写は医者の道への暗示にきっちりとなっている。

 

また、映像的にサメがジョークの中の恐怖ではなく、地に足のついた恐怖として登場・演出されているのは素直に上手いと思う。

 

特に、サメ映画にしてはあまりにロジックが上手く、素直に感心してしまった。(御都合主義ではない戦闘は上手い)

 

美人で水着を着た女性がモグモグ食べられるだけのサメが全く映らないアホウドリのような映画とは全くレベルの違う作品だった。