HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

あの独特の空気感「リリイ・シュシュのすべて」

青春の嫌な空気感のする苦手な映画。

リリイ・シュシュのすべて

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あらすじは中学2年の雄一は、かつては親友だった星野からのいじめを受け、つらい日々を過ごしていた。彼は、唯一の救いである歌手、リリイ・シュシュのファンサイトを運営し、そこで仲間を見つけるのだが……。引用元 映画.com


好きな人にはとことんハマりそうな映画だけれど、虐め描写や音楽の感覚が、思春期時代の私と全く違う為、なんともハマらなかった。

 

というよりも年代が私の青春時代とかなりかけ離れており、友達とCDショップに行くような物質として音楽を扱ってはいなかった。


ただ、古臭くなってしまっているがインターネット内でのチャットを通した独特の雰囲気での会話は良かった。

 

ここの部分は完全に想像の域を出ないが、見ている段階ではリアリティを感じさせてくれて、古き良きチャット文化が見て取れた。

 

反面、肉体的いじめシーンはどこか空想的というか、陰湿さが薄く、暴力的すぎるように感じられた。(私の思う現実はもっと陰湿で、暴力ではないいじめだった)


ともかく、この作品の世界観は好き嫌いがはっきりしそうで、作品の質そのものは高い部類になると思う。

 

シーンごとの特色が色濃く出ており、カルトムービー化していくのも理解できる作品だった。

 

しかしそれは一部の感性に引っかかった場合で、多くの人は古いインターネットでの書き込み描写に現代性をリンクさせるのは難しいだろう。

 

ともかく、この時代には新しいアイデアだったと思われるものであったことは確かだし、実験的映画だったという意見も最もだと言える。

 

ただそれが現代でも受け入れられるかというと話は変わってくるタイプの映画だと感じた。

 

まとめとして新しかったと過去形になるタイプの映画で、空気感自体は良いが、それに共感できる若者は減ってきている作品だと思う。