HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

王道の感動「最高の人生の見つけ方」

余命宣告ものが苦手な私でも認めなくてはならない秀逸な出来栄え。

最高の人生の見つけ方

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あらすじは実直な自動車整備工のカーター(フリーマン)と豪放な実業家エドワード(ニコルソン)はガンで入院した病室で出会い、ともに余命半年を宣告される。“棺おけに入るまでにやっておきたいこと”を書き出した“バケット(棺おけ)リスト”を作った2人は、リストを実現させるため人生最後の旅に出る……。引用元 映画.com

 

いわゆる残りの人生をどう生きるか?を問いかける「申告もの」にはある程度のお約束がある。本作はそのお約束をものすごく忠実に守りぬき、バランスの良い感動を与えてくれる。

 

簡単にいうと無理に泣かせに来ず、少し感動に触れそうになると末期患者独特の笑いでその場を和ませる。これが最後まで、観客に感動をとっておかせるのにバランスよく配分されており、笑わせてもくれた。


知識と金のコンビのバランスもよく出来ており、キャラクターの掛け合いの部分でも品性が出ていた。というよりもこの2人の掛け合いの品の良さがこの映画のキモというか無理に感動的に流されない役割をしっかりと保っている。

 

そしてどちらの人物にも「」の向き合い方が独特のリアリティを持って演じられており、真の通ったキャラクター造形になっていた。


特に死ぬまでにやっておくことのリストの伏線の解決策は見事だったとしか言いようがない。

史上最高の美女とのキスとかジョークだろうと思ったのに完全にしてやられた。

 

また細かな伏線が多く配置されており、かなり脚本が上手い。ただ、それでも基本というか王道の物語なので、先の展開のどんでん返しは期待してはいけない。

 

総論として、余命を「申告」されたものの生き様を徹底的に脚本的に落とし込み、理想の終わり方をキッチリと見せてくれたと言える。また、最後にリストの答え合わせがあるがここは素直に驚くはめになった。