HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

現代神話「スラムドッグ$ミリオネア」

インドにおける現代の神話物語?

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あらすじはインド・ムンバイのスラム街出身で無学の青年ジャマールは、TV番組「クイズ$ミリオネア」で最終問題までたどり着き、一夜にして億万長者となるチャンスをつかむが、不正を疑われてしまう……。


正直、面白いシーンや場面の連続だが、なぜ答えられたのかのロジックが存在しない部分が多い。故にロジックなしの雰囲気でごり押しているようにも見えるが、それが間違いだ。この映画は現代のインド神話の話であって、運ではなく運命に導かれた人の作品に仕上がっている。


インドの独特の雰囲気に勘違いしそうだが、かなり御都合主義が多く、それこそが神話的と言えるのかもしれない。いや、その御都合主義による運命的展開こそがこの作品のキモと言える。

 

御都合主義満載だからこそ、彼の神秘性が際立って行くと考えられる。そう、御都合主義を運命として描いたらこのようになるのがこの作品なのだ。


故にツッコミどころを完全に無視できるなら面白い作品という評価は正しく、ツッコミどころクイズの回答のロジックへ至るまでの道のり全てが神話的という言葉がぴったりとくる。

 

たしかに、雰囲気に流されそうになるシーンが多いがむしろあえて流されて見るのが正しい視聴方法だと感じる。

 

運命の力を信じるかどうかでテーマが変わってきそうな映画で、個人的な趣味趣向ではなく、そういうある種のとんでも映画だと認識したほうがいい。

 

ある意味悪態をついているが、そう言いたくなるだけの映画でもあった。悪い映画ではないが、どこかリラックスしてインドの独特の雰囲気に身を任せて見ると楽しめる作品のように感じる。

 

総論としては御都合主義ではなく、現代の神話物語として捉えるとシックリくる作品で、ある種のツッコミどころはヤボというような雰囲気を重要視した作品。