HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

友人てなんだっけ「聲の形」

若者たちのディスコミュニケーションをありありと描いた作品。聲の形

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あらすじはは、退屈することを何よりも嫌うガキ大将の少年・石田将也は、転校生の少女・西宮硝子へ好奇心を抱き、硝子の存在のおかげで退屈な日々から解放される。しかし、硝子との間に起こったある出来事をきっかけに、将也は周囲から孤立してしまう。それから5年。心を閉ざして生き、高校生になった将也は、いまは別の学校へ通う硝子のもとを訪れる。引用元 映画.com


ヒロインが聴覚障害をもっているということから、そこが主題になっているように思うが、本質はそこではないのだと思う。


この物語の本質は「伝える」ということだと思う。


物語的に西宮さんを聴覚障害という「伝える」ということが困難な存在として起き、それを差別し、排他していく。(虐めとして残酷に画面を映し出される)


主人公はその虐めの首謀者になっていくが、ある場面から一転、見せしめとして虐めの対象にもなっていく。


それから時間は流れて・・・

そこから主人公の「伝える」ということの物語が始まっていく。


そこからは脇を固めるキャラクター達が加害者として、被害者として、いやそんなに簡単に二分割に出来ない関係として「伝えあって」いく。


各キャラクターの「こえ」そのものが絶対的な善でも悪でもない不思議な関係の中で、コミュニケーションが続いていく。


特に植野という一見、嫌で仕方がないキャラクターの露悪的なもの言いや芯をついた発言はなんとも言えない。(これがあるから単純な感動ストーリーにならない)


ラストどうなるかは劇場で見て欲しいが、単に聴覚障害の感動物語とは思わないでほしい。(重要な要素ではあるが、それが全てではない)


ただ、原作がコミックスで7巻分を129分にする為に、かなりギュウギュウに詰め込んであるので、そこはどうしようもないがマイナスポイントだった。

 

総論としては、はしょりすぎな部分があるものの青春映画としても贖罪映画としてもよくできていたという印象。被害者がだれかで考えると簡単なようで奥深いテーマが見え隠れする。

とにかくこの二人には幸せになってほしい一心だ。