HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

感情という友人「インサイド・ヘッド」

「感情」という素晴らしき友人達についての映画作品。インサイド・ヘッド

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あらすじはミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコに引っ越してくる。新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘していた。しかし、ある時、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまう。慌てて思い出を元通りにしようとしたヨロコビだったが、誤ってカナシミと一緒に司令部の外に放りだされてしまう。ヨロコビは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるのだが……引用元映画.com


子供向けというラインを悠々と飛びこしたテーマで描かれる「感情」についてのお話!


設定自体というか現実世界で起きている事は映画としては、ほんの些細な出来事を物凄く丁寧にそれでいて色彩豊かに作り上げられている。

 

本当に些細な事柄が脳の中ではどうなっているのかを子供でもわかりやすく描いている。


また、キャラクターごとの造形が素晴らしい。特に「ビンボン」のデザインといったら最高にクールとしか言いようがない!

他のキャラクターも一目瞭然の顔つき体つきで出来上がっていて、見ていてわかりやすい。

 

そのくせ、カナシミが読んでいる本の内容などは実際の脳科学研究から得られた実際の研究内容であったりと奥深さは計り知れない。


それでいて作品に込められているメッセージの奥深さは真剣に「子供」に向き合った故の出来の良さだとも思う。安易な着地ではなく、きっちりとしたリアリティのある着地。

 

ストーリーは本当によくできていて、なぜ??という部分がきっちりと解答が用意されており、ユニークだ。

 

また、他人の頭の中の描写も映るがこれも面白い。誰が指揮官か?どのように動き回るのか?と言った事柄をきっちり表現している。


そして、ラスト・・・

この映画は大切な「感情」を真摯に向き合い、素晴らしい結末で物語が終わる。

実は平凡な物語の終わりなのだが、それでもここまで魅力的に見せるのは「感情」の力故だろう。そして、おまけ的な終わりもずいぶん面白い試みをしていて、正直大好きな作品だ。

 

総論として、「感情」という最も古くからいる友人達に送るメッセージの映画だった。それは案外悲しいことだけれど、それこそが人間を成長させられる。