HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

邪道という王道「バクマン。」

良くも悪くも疾走感に満ちた作品。

バクマン。

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あらすじは高い画力に恵まれながらも夢を持たず普通の生活を送ってきた高校生の真城最高は、同じクラスの秀才・高木秋人から一緒に漫画家になろうと誘われる。プロの漫画家だった叔父を過労で亡くした過去を持つ最高は漫画を描くことを拒否するが、思いを寄せる声優志望のクラスメイト・亜豆美保と交わした約束をきっかけに漫画家を目指すことに。週刊少年ジャンプでの連載を目標に漫画づくりに励む最高と秋人は、敏腕編集者・服部に才能を認められ漫画家としての第一歩を踏み出す。しかし、そんな2人の前に同年代の天才漫画家・新妻エイジが現われる。引用元 映画.com


原作の20冊をたった2時間にした為、正直展開の速さは異常。ただ、それが悪いのか?と聞かれると個人的には許容範囲だが、人は選ぶと思う。


その速さ故、原作で細く描かれていた作品の設定はかなりなくなっている。特に主要キャストがカットされていてるし、「亜城木夢叶」ですらなくなっている為、なんとも言えない。


また、原作のキャラクター設定が変わっている。特に服部さんの変化ぶりは個人的にはセーフだが、好みに左右されると思う。有能さは変わらないが、性格設定が違いすぎる。


特にこの作品は本来、「亜城木夢叶」の物語の側面が大きかったが、完全に「サイコー」側に寄せて描かれているのも好みによると思う。


また、漫画を書くということのリアリティラインが正直微妙な反面、劇中の絵のクオリティの高さは異常と言って良いほど高い為、ここのリアリティラインを良しとするかいなかは、なんとも言えない。


ただ、ハッキリ言ってジャンプ好きとして一瞬の精神論的「友情・努力・勝利」をここまで押し込んでいるのは実に「サイコー」です!

 

そして、主人公達は邪道で王道を食い潰すという展開を狙っているが、物語構造的には完全に主人公達のポジションは最強のライバルが存在し、そいつに向かって戦い挑んでいくというまんま王道展開を地で行っている。(もちろん計算されてのことだろうが……)

 

そして、ラストの黒板のシーンは原作を読み込んでいる身としてはとても良いシーンに仕上がっていた。あと、エンドロールはジャンプ好きには53万点の価値はあるぐらいクオリティが、高い!

 

総論としては邪道という手法を取って戦っているようだが、完全にポジションは少年漫画の主人公達で、少年ジャンプ好きにはたまらない。

この作品は素晴らしく出来の良い3巻打ち切りの漫画だと見ると「サイコー」に楽しめる。