HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

凄まじいスポ根「ダンガル きっと、つよくなる」

ちょっと行き過ぎるぐらい直球のスポ根映画。

ダンガル きっと、つよくなる

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あらすじはレスリングを愛する男。生活のため選手の道を諦めた彼は、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ながら道場で若手の指導に励む日々を送っていた。しかし生まれたのは4人連続で女の子。意気消沈した男は道場からも遠ざかってしまうが、ある日ケンカで男の子を打ち負かした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして2人を鍛えはじめる。町中の笑いものになっても意に介さず突き進もうとする父と、そんな父にささやかな抵抗を続ける娘たちだったが…… 引用元 映画.com


とにかく、熱量が凄まじい。レスリングでメダルが取れなかった父親の執念が、怖いくらいに伝わってくる。


実話ベースの話故に、ここまでやるのは虐待ではないかと思えるほどの徹底的な練習シーンがあるが、ある意味、非難されても止めることのない一種の狂人性が際立っているのとその熱意の裏にある深い愛情が入り混じっていて、一概に虐待だとは言えない。というかそんなこと言う暇があるなら、特訓だと言わんばかりの内容に正直自分なら絶対に無理だと思う。


そしてその絶対に無理な特訓に励む姉妹は本当に凄い演技力だった。というか演技なのかどうなのか分からないほどの身体能力故にどうやって撮ったのやら……


とにかく肉体美は凄まじく、それだけで物語にリアリティを持たせていたことは確かだ。(父親の肉体のキレと時間経過を思わせる太り方も凄い)


そして、単純と言ってしまえばそれまでだが、とにかく王道を行くストーリー的演出が素晴らしい。伏線・布石が見事にはまり流石と言った内容。つまり、勝つため、負けるためのロジックもきちんと用意されている。ここがとても感動的だし、とても悔しい。見せ場としての役割を見事に演じている。


ちなみにインド映画特有のダンスシーンはないし、突然キャラクターたちが歌い出すシーンもないが、インド感はたっぷりあるのでご安心を(オリジナルソングは何度か流れる)


正直、スポーツ映画は好きなジャンルではないものの、かなり良いと言わないといけない作品だった。

 

総論としてはインド映画が初心者の人にも勧められる一本で、かつスポ根ものとしての完成度も高く、かなりの万人受けしそうな作品である。レスリングのルールについても分かりやすく劇中で説明が入り、とても見やすい。父と娘の感動物語としてとても良質な一作だ。