HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

最低主人公「デッドプール」

最低の主人公誕生??

デッドプール

f:id:HAL8192:20180617034711j:image

あらすじは好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵のウェイド・ウイルソンは、恋人ヴァネッサとも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受ける。謎の組織からガンを治せると誘われたウェイドは、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまう。ウェイドは、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施した張本人のエイジャックスの行方を追う。引用元 映画.com

 

下ネタ満載でやることなすこと最低な主人公が、第四の壁をぶち破りながら戦って行く。この品性のなさが気に入らない人にはとにかく無理だろうが、ノリと勢いは最高に良い。

 

低予算らしく、アクションで魅せれるシーンが少ないらしいが、それでもかなり脚本を練っており、弾丸の数も計算に入れた戦いは良かった。

 

また、なんといってもキャラクター性が素晴らしく、とにかくはちゃめちゃな男を演じつつ、それでいて奥行きのある決して軽くない人物像に仕上がっていた。

 

主人公の彼女以外というかXメンチームから連れてこられたキャラクターたちはあまりキャラは立っていないというか、完全にデッドプールが食っている。

 

ストーリーの根幹は復讐劇で、一応はぶれる事なく進んでいくが、デッドプールの面白さが所狭しと溢れている。

 

ここまで、魅力的なキャラクターは珍しいだろう。本当に第四の壁をぶち破っていながら綺麗に話を進めてくれている。またネタの宝庫かと言えるほど、無駄にキャストの黒歴史にも触れ、びっくりさせられる。(会社違うが大丈夫なのかと思うほどだ)


そしてギャグのような展開の連続だが、根底にあるヒーロー誕生譚としての完成度も高い。信念のある一人の人物としての側面もキッチリ描かれている。これがまたカッコいい……

 

ラストはあっさりしているが、こってりしたキャラクターから生まれるラストとは到底思えないほど綺麗にまとまっている。

 

ちなみにある意味何も考えずに見て楽しいタイプの映画でもある。馬鹿にしているのではなく、いい意味で!

 

総論としてはこれはキャラクター映画であって、ヒーロー誕生映画でもある。その二つの絶妙なバランスを荒唐無稽な男が本当にやってのけるのが凄い。一歩間違えれば、映画ごと吹き飛んでいただろう企画を成功してみせたスタッフは本当に素晴らしい。