HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

教育という武器「プレシャス」

教育という全ての視野を変えてくれる方法。

「プレシャス」

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あらすじは1987年のニューヨーク・ハーレムで、両親の虐待を受けながら希望のない日々を生きる黒人少女プレシャス。レイン先生に読み書きを習い、つたない文章で自分の心情を綴り始めたプレシャスは、ひたむきに人生の希望を見出していく。引用元 映画.com


貧困、近親相姦、見た目のコンプレックス様々な問題を抱える主人公に教育の手が差し伸べられた時、何かが変わっていく話。


とにかく主人公の環境があまりにも酷いのが特徴的で、生きて行くのがやっとという状態で、生きている。


その上、妊娠中、16歳で、しかも二人目、父親は近親相姦で生まれた子供……あまりにも最悪すぎて目を背けたくなる事実ばかりだ。


そしてルックスはとんでもない巨漢で、救いようがない。そんな彼女はいつも空想の中に浸っていて、今の私ではない「私」を夢見ている。

ここは欲を言えばできれば、空想の自分は別人が演じていて欲しかった。その方が残酷な現実との対比になっていただろうから……(鏡を使ったシーンではそのような演出が使われている)


そんななか教育というものに出会い、彼女の世界は少しずつ開かれて行く。その描きこみは素晴らしかった。少しずつではあるが世界の広がりを感じさせる作りになっていて、自分に自信が持てるようになっていっている。


ただ、現実はあまりにも厳しく、彼女の人生に覆いかぶさり、希望が見えなくなって行く。その最も巨大な敵対者は、味方であるはずの母親であり、彼女のことを自分の物として扱って来る。それでも懸命に生きようとする姿は感動を呼ぶ。

 

彼女の人生はあまりにも過酷だが、それを徹底的に捉えある意味唯一の救いとして、教育という手段で人生を立て直そうとするのはある意味とても普遍性を持った試みだとも言える。

 

総論としては、あまりに酷い環境から教育という手段で、必死に生き直す様は感動を呼び、困難な人生を生きて行くには教育というものの重要性を訴える映画だと感じ取った。