HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

最後の文化祭「リンダ リンダ リンダ」

最後の文化祭というモナトリアム。

リンダ リンダ リンダ

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あらすじはバンドからギタリストが脱け、3日後に迫る文化祭で何を演奏するか困った響子、恵、望の3人は、オリジナル曲を断念。ブルーハーツのコピーをすることに決めて、韓国人留学生ソンをバンドに引き入れて練習を開始するが…… 引用元 映画.com


最後の文化祭で、演奏するはずだったメンバーが怪我をしてしまって、急遽韓国人留学生に無理やりボーカルを頼み込み、強引にOKさせるという無茶苦茶彼女達にとってはピンチなところから物語は始まる。


とにかくこの留学生に無理やりブルーハーツを歌わせるという一点が、とても青春映画している。初めてブルーハーツリンダリンダを聞かせた時のリアクションも映画的でとても良い。


まあ確かに可愛い女の子4人組バンドのグダグダした演奏練習シーンや文化祭の中途半端な完成度、そんな人間関係のなんとも言えなさ。その全てが青春として描かれていて、悪くない。ここで超絶技巧のバンドとして出てこられても困る。あくまで、ちょっと田舎の学校の最後の文化祭を描くから良いのだ。そして、あくまでその最後の盛り上がりがタイトルなのだ。


そのための起爆剤として前半はとにかくゆったりと物語が進んで行くが、これがなんとも良い湯加減だ。バランスよく人間関係を配置して、それでいて伏線・布石を置いて行く。


それでいて、この文化祭が彼女たちの友情物語として、キッチリ描かれていて、とても魅力的だ。少ない時間の中、ひたむきに練習する彼女達はやはり見ていて清々しい。

 

いくつか分かりやすい物語的障害や苦難もあるが、最後は当然は想定どうりだが、あの曲が始まる。うますぎないが、とにかく場を盛り上げるその歌声は映画のラストにふさわしい。

 

総論としては、悪くない青春映画を見た感じがとてもする。というか終わりよければ全て良し方式で、最後のあの暴力的感動シーンは反則と言っていい。細かな褒める意見もあるのだが、ラストに全て持って行かれた。