HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

ひと夏の恋の物語「君の名前で僕を呼んで」

美しいひと夏の恋の物語。

君の名前で僕を呼んで

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あらすじは83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。引用元 映画.com

 

LGBT作品ではあるが、根本的にはそれはあまり関係なく、6週間のあいだ我が家にやってくるゲストに恋をするという甘酸っぱい青春の物語。


とにかく、肉体の美しい表現の仕方があまりにも目立った。とにかく主人公と好きになる大学院生オリヴァーの肉体美が素晴らしかった。何度も水浴びのシーンを差し込み、肉体の美しさ若々しさを見せつけてくる。


また知性の面でも哲学、語学、音楽、多岐に渡って繰り広げられていて、高尚な会話が彼らをつないでいる。


また、主人公の年齢が17歳と若いこともあって、オリヴァーに翻弄されるシーンが続く。ここが、なんとも言えない魅力ある雰囲気に仕上がっていた。


そして恋仲になるというのも少し違っていて、劇中で言われるように友情以上のものと言うものが一番近い気がする。単純な肉体関係のみで語られる関係ではない。


これを異性間の物語に置き換えても、本質は変わらないと思う。あくまで、ひと夏の恋だったのだ。ただ、唯一変わるとするならお互いに自己を相手に投影しあった特殊な関係が変化するのだろうか?


最後、物語は淡々と終わって行くが、焚き木の音が最後まで耳に残り、この物語の余韻を残して行く。

 

総論としてはLGBT映画というよりも、ひと夏の恋という方が割合が大きく、その恋も少々特殊な関係で、友情以上のものというのが表現としては一番近いかと思われる。とにかく、ひと夏の思い出として残るある意味痛みの残る青春映画だった。