HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

人形に魂を吹き込む「セサミ・ストリートへ愛を込めて 〜エルモに命を吹き込んだ人形師」

人形に魂を吹き込むお話。

「セサミ・ストリートへ愛を込めて〜エルモに命を吹き込んだ人形師」

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世界で一番のマペット番組であるセサミ・ストリートの人気キャラクター「エルモ」にスポットライトを当てる構成になっているが、基本は主人公である人形師ケビンがいかにしてその地位まで成り上がったかを描くドキュメンタリーになっている。


正直、そこまでセサミストリートを見て育ったわけではないが嫌でも知っているキャラクター故に、ここまでディテールにこだわって作られると気にはなってしまう。


子供の頃から人形師としての才覚を見せ、高校の修学旅行で偶然ニューヨークに行くチャンスがあった際に人形作成の現場に行き、そこで得た経験から即座に、18歳で、人形師になってからの波乱万丈な人生と、壮大なバックボーンを抱えている。

 

幾多の苦労も描かれるが、人形師としての才覚を見せつつ、物語は進み、それでいて、その時代に撮られた歴史的資料と現代のインタビューから物語は語られて行くが、ここまで巨大なマペット集団だとは思わなかった。


特に工房の中なんか、素人目にしても驚きの連続で、目のパーツなんか素晴らしいかった。あの工房は一つの夢の場所だといって良いだろう。


また、実は後半からがエルモパートなのだが、ここでのエルモも動き一つ一つが素晴らしい事この上ない事と、ある心情が語られるがそれがなんとも愛おしい。それも行動に伴ってキッチリ表現されていて、非常に愛おしい。


最後に語られるエピソードでは、エルモが先生になりたいというが、その意味がなるほど、確かに深みがある台詞で、子供向け番組だからこそこういったアプローチがあるのだろうなと感じた。

 

総論としては、ドキュメンタリーとしての完成度はもちろん、アメリカいや世界のマペットの歴史としても語れれる作品とも言えるだろう。

とても魅力的なエルモというキャラクターに迫る良いドキュメンタリーだった。