HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

体だけを求めて「愛の渦」

セックスだけを求めての群像劇。

「愛の渦」

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あらすじはフリーター、女子大生、サラリーマン、OL、保育士など、ごく普通の人々が六本木のマンションの一室に集まり、毎夜繰り広げる乱交パーティに明け暮れる姿を通して、性欲やそれに伴う感情に振り回される人間の本質やせつなさを描き出していく。引用元 映画.com


絶対に人を選ぶタイプの作品。そもそも主題が乱交の話なので、嫌いな人は絶対に見れない映画です。


とにかく最初から緊張感が凄まじく、誰か一人の発言そのものが異様な雰囲気を醸し出しています。特にそれが体を重ねるということに直結するというこの空間では……


基本的に全裸になって画面に映っている時間が異様に長く、ハッキリ言って子供には見せられるような内容では全くありません。


ただ、その微妙な体だけの関係故に、異常なほど人間味が溢れる言葉ばかり出てきます。その人の本質が裸になって現れて、痛々しいほどに純粋に現れています。

 

故に罵倒シーンに入るととてもじゃないですが、本気でエグいです。その人のどうしようもない欠点を抉っていくのですから。(しかもその時偶然出会ったような他人から)


乱交のメンバーもある意味普通なのですが、割と個性豊かで、見ていて興味深いです。朝5時までという時間制限の中誰と誰がくっつくのか?という一種の恋愛劇のようですが、本当にドロドロしています。入れ替わり立ち代わりで気持ち悪くなるほどです。


しかし、その中で芽生えた感情が映画内で語られます。それがラストなのですが、ここの演出方法がとても良いです。ガラケースマホの対比から、否定と肯定のこの言葉使い。なんとも、男女関係の難しいことか……


総論としてはエロいというよりもエグい映画でした。決して万人受けはしないし、誰かと一緒に見るような映画でもないです。けれど表したいもの表現したいものはしっかりと表現されている作品だとは思います。体だけの男女関係のエグい一面を見るにはもってこいの一作に仕上がっていました。