HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

終わりなき文化祭前夜「うる星やつら2 ビューティーフル・ドリーマー」

終わりなき「日常」の素晴らしさと言う夢対しての答えの作品。

うる星やつら2 ビューティーフル・ドリーマー」

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この作品は完全に初見さん御断りの映画で、常連のお客さんのみ本当の意味で楽しめる作品になっている。しかも常連さんに冷や水をぶっかけるような内容でもあるので、このシリーズが好きな程、思い入れが強い程、評価が難しくなるだろう。


ちなみに私は流石にこの作品の世代ではなく、原作漫画全巻読破程度でしかない為、アニメオリジナルの永遠に続く「日常」をリアルに味わった訳ではない。


ソレデモこの作品のドンデン返し振りは恐ろしく、一つのユートピアディストピアを一辺に見せられたような内容だった。


しかし、終わらない「日常」というテーそのものが現代では終わっていってしまっている。そういう時代背景的なもの含めて、一つの時代を描いた映画なので是非見て欲しい。(見る為に原作漫画全巻読破程度はしておかないと意味不明になること間違いなし)

 

ネタバレを少しするならあるキャラクターの最高の瞬間を多面的に描いた作品とも言える。正直、文化祭前夜という舞台がどれほどの魅力なのか?私には経験がそこまでない故になんとも言えないが、ある種の人間には最高の体験だったと振り返って思い出す時にそう思うタイミングだろう。

 

それはうる星やつらというシリーズでは特に、この瞬間は見事なまでの一瞬だとも言える。

 

また後半部分の荒廃した空間なのだけれど、インフラだけはしっかりとした擬似サバイバル生活というのもある意味ではユートピア的とも言えるのだろう。

 

ともかくどちらとも、前時代的な文脈の流れの上でのユートピアに思え、この作品を真に楽しむのは現在では難しいだろう。

 

しかしこの作品が、映画史、アニメ史に与えた影響は計り知れないものがある。是非とも、ある程度シリーズの予習をした上で、見る事をオススメする作品で、時間がかかっても見る価値は十分にあると思われる。