HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

圧倒的な絵の迫力「ゴッホ〜最期の手紙〜」

驚異的というよりも狂気的なまでの「絵」作りに仕上がっている作品。ゴッホ〜最期の手紙〜」

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あらすじは郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンは、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟テオに宛てた手紙を託される。テオに手紙を渡すためパリへと向かったアルマンは、その過程でなぜゴッホは自殺したのか、その疑問が募っていくが……。引用元 映画.com


とにかくこの作品の魅力は圧倒的なまでの映像だ。文字通りゴッホ「絵」が動いている。本当に油絵で、アニメーションを作り出し、100人以上の作家で、6万枚を超える油絵を使って映像表現を行なっている。


誰が見ても、映像面での素晴らしさは認めざるを得ない出来になっているだろう。


ただ、ストーリーは現実のゴッホが亡くなった一年後を舞台にしており、個人的には楽しめたが、少々現実から脚色がされたお話なので、そこが気になる人はいると思う。(まあ、故人の伝記的な作品で、脚色を入れないという事はまず無い為、そこは気にしていては何も見れない)


ともかく、現実ではどうだったかは置いておくとしても、ストーリーそのものの完成度はなかなか高く、ゴッホという人物を多面的視点で語っていくのは良かった。

 

ゴッホという人物を多面的に語る手法としては一種のサスペンス的にするのは悪くないアイデアだと感じた。


特に、実話をベースに作られた物、特有のエンドロールで語られる後日談は、毎回反則的な程涙腺を刺激してくる。(実話ものはこれがあるからずるい)


また、この作品を鑑賞する際には、ぜひ吹き替え版で見て頂きたい。字幕部分が画面に映る事が、本当に大きくマイナスになるタイプの映画なので……

 

総論としては、徹底された油絵が動き回るアニメーション表現が面白く、美しい。またストーリーも事実がどうだったか?という点があるものの、悪くない出来栄えだった。ゴッホという人物の心の内側に迫った一本だと思う。