HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

独特の世界観「ムーンライズ・キングダム」

本当に独特の世界観。

ムーンライズ・キングダム

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ある小さな島での二人の駆け落ちの物語。

 

あらすじは1960年代の米東海岸ニューイングランド島を舞台に、12歳の少年と少女が駆け落ちしたことから始まる騒動を、独特のユーモアとカラフルな色彩で描いたドラマ。周囲の環境になじめない12歳の少年サムと少女スージーは、ある日、駆け落ちすることを決意。島をひとりで守っているシャープ警部や、ボーイスカウトのウォード隊長、スージーの両親ら、周囲の大人たちは2人を追いかけ、小さな島に起こった波紋は瞬く間に島中に広がっていく。

引用元 映画.com

 

設定からして、独特だが、なによりデザインの面で監督のセンスが光る。


左右対称のような構図や横にパーンしていくとずっと続いていくような独特の構図が魅力的。


小さな島でのボーイスカウトの脱走から物語が始まるが、この光景が奇妙で仕方ない。


おもちゃ箱をひっくり返したような独特のアイデアとヒロインとの面白い交友関係。なぜ恋に落ちたのかのロジックが魅力的に見せる。

 

そこから駆け落ちへの道筋が綺麗に描かれていてなんとも魅力的な画面構成になっている。


それでいて逃走劇もかなりコメディ的なセンスもある中、ある場所を目指しているのだが、到達する場所がとてもロマンチックだ。


ここでの二人の行動は本当に12歳の少年少女の恋らしく甘酸っぱいものがあり、好きにならずにはいられない。


そしてそんな逃避行が終わりを迎えようとしてからの騒動も綺麗に仕上がっている。最後まで目が離せない内容で、予想がつかない。ある種、二人は諦めと共に行動していた駆け落ちだがそれが、ガラリと表情を変えるのは見事。


ここまで、監督のセンス全開の流れだと好き嫌いが大きく別れるだろうが、好きな人はトコトン好きになるタイプの映画だ。

 

総論としては監督のこの構成が、好きな人じゃないとちょっと厳しいかもしれないけれど好きならばかなり魅力的に映る映画だという事だ。

つまり好き嫌いがはっきりした作品になるが好きな人にはたまらない映像表現の仕方だろう。