HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

戦闘シーンは良い出来栄え 「ネクストロボ」

戦闘シーンは良い出来栄えの作品。

ネクストロボ」

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あらすじはメイは生活のすべてをロボットに任せきりの母や友人たちと上手くいかず、孤独な毎日を過ごしていた。そんなある日、戦闘用ロボット7723と出会ったメイは、一緒に過ごすうちに友情のような絆で結ばれていく。メイのことを大好きになった7723は、限度のある記憶容量に彼女との思い出を残すため、ある決断をする。やがて、7723を開発したロボット会社が人類滅亡をもくろんでいることが判明し……引用元 映画.com


とにかく戦闘シーンはなかなか良い出来栄えで、後半戦のバトル展開などは十分に魅せてくれた。


映像も3DCGアニメーションとして良い出来栄えで、見ていて楽しいアクション満載だった。(特に犬のモモのアクションは可愛くて良かった)


ただ反面、バトルに至るまでの行動がやや御都合主義的で、正直無理矢理感が否めない。突然襲い来る敵に対して、暴走しているようにさえ見える場面もあった。(高速道路でのシーン)


また、主人公の女の子が行う行動がとても共感できるものではなく、破壊行動ばかり行っていて良いようには取れない。ただの八つ当たりにしか見て取れない。


また、ロボットとの友情物語を見せたかったのだと思うが、それを感じさせるほどの友情を物語内で見せ切れていない。


それでいて、重要な場面では説明台詞で解説しながら物語が進んでいき、正直どうなのって感じてしまう。


また、この世界の設定では身近なものは全て機械化している設定になっているが、やりすぎなぐらいな機械化になっている。これ自体はいいが、主人公はそれが嫌な訳だが、それにしてはこの物語の主軸である7723というロボットとの交流は上手くいくのはちょっと展開として、甘い気がする。


それでいて7723の設定で記憶を消去しないとメモリーに空きがないという設定があるが、ある見せ場のためにこの設定はあるが、その見せ場の後どうなっているのか説明がないため、この問題が解決したのかどうかわからない。


細かいことを言えばさらに、7723のメモリーの問題はツッコミどころが多く、なぜあれの削除でメモリーが増えるのか?それはもともとのスペックにあるから関係ないのではないかというものもある。


さらにこの作品では本当にロボットというものが「物」として扱われ、簡単に壊され壊しても良いという設定で描かれている。(実際主人公もガンガン壊している)


しかし7723だけは特別扱いされ、ヒーローのように特別視されるのかが上手く飲み込めなかった。


さらに言えば7723も簡単にロボットを壊すため、倫理観がロボットは悪で固まっているのが恐ろしいところだ。


反対に悪党側もそれを踏まえた上で、分かりやすいほど単純な二元論で善悪を語るので、全く感情移入できない作りになっていて、強制的に主人公の正しさが担保される作りになっている。


総論としては全体的に作りが粗く、せっかくの映像がストーリーによって妨害されているようにも感じられた。もう少し脚本をブラッシュアップさせてから製作に臨んで欲しいものだ。