HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

メタファー満載の怪作 「マザー!」

メタファー満載の怪作。

マザー!

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あらすじは郊外の一軒家に暮らす一組の夫婦のもとに、ある夜、不審な訪問者が現れたことから、夫婦の穏やかな生活は一変。翌日以降も次々と謎の訪問者が現れるが、夫は招かれざる客たちを拒む素振りも見せず、受け入れていく。そんな夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせていき、やがてエスカレートしていく訪問者たちの行動によって事件が相次ぐ。そんな中でも妊娠し、やがて出産して母親になった妻だったが、そんな彼女を想像もしない出来事が待ち受ける。引用元 映画.com


とにかく隠喩表現過多で、何にも考えないで見たら何が何だかわからない作品。それでもある事柄に当てはめれば強引には解釈はできる。


その事柄は殆ど誰しもが知っているある事柄で、あまりにも巨大なテーマに強引に入れこんだと言っても良い。


物語そのものはある意味ホラー展開と言っても差し支えしないが、それだけの言葉で片付けるのはもったいないか?


監督が何を撮りたかったのか考えれば、深いテーマの物語を隠喩を交えて撮りたかったのかと思うが一般の人にはとてもじゃないがオススメはできない。個人的にもオススメはしない。


自分自身もあらすじの隠喩表現くらいは理解しているつもりだが、完全には隠喩の意味を理解しているわけではない。そもそも隠喩表現が多すぎて捉えきれていない。


かなりある知識に差が出る作品でもあるし、知識があっても面白いと思うかは別の問題でもある作品でもある。(あった方が面白いと思うが)


色々な解釈が可能そうだが、この物語自体ある事柄のオマージュと言っても良いので、この事柄をよく知らない、もしくは知識が薄いと面白くはないかもしれない。


一見すると破茶滅茶な話になっているので、後から色々な解説を読むのも一興かもしれない。(他人の解釈を楽しめるタイプの作品ではあるかもしれない)


ただ、劇中通してイライラさせられっぱなしなのはあるかもしれないし、理不尽な展開が続くため、心地よいハッピーエンドが好きな人には勧められない。


ただかなり皮肉屋な観客はこの物語のオチ含めて、これぞ人間の業だと笑い飛ばせるかもしれない。(そういった見方もありな作品だとも言える)

 

総論としては隠喩表現をこれでもかというほど使い、お話を鈍重にさせて無茶苦茶な展開をあえて作り出した作品と言える。ショッキングなシーンもあえて計算で入れられていて、全ては監督の手のひらの上だとも言える作品で、イライラさせられるが、駄作ではないがかといって良作かと聞かれると答えるのに困ってしまうタイプの作品。とにかく不思議な作品だった。