HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

何もしないという特別 「プーと大人になった僕」

何もしないという特別。

プーと大人になった僕

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あらすじはかつて「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わしてプーと別れた少年クリストファー・ロビン。月日が流れ大人になった彼は、愛する妻や娘とロンドンで暮らしながら、旅行カバン会社のウィンズロウ社で多忙な日々を送っていた。しかし、忙しすぎるゆえに家族との約束も守ることができず、思い悩んでいた彼の前に、かつての親友プーが現れ…… 引用元 映画.com


世界的に有名なクマの物語のifストーリー。もしも大人になったクリストファー・ロビンがもう一度プーさんという子供の頃のイマジナリーフレンドと出会ったらという話だ。


とにかく序盤、別れのシーンが辛い。大人になっていくロビンがとても大切な子供時代をどんどん人生を重ねるごとに擦り切れていく様子がなんとも言えず、物悲しい。(父親の死、戦争の徴兵などのどうしようもないものが重なる)


そして家族を顧みる事のない人物になってしまっている。いや、それも望んでなった訳ではないのだが、それでも仕事というものはのしかかってくる。


そんな時にプーと再会し、再び過ごす事によってプーのおかしなそれでいて的を射た質問が胸に突き刺さる。


何のために仕事をしているのか?世界で一番大切なものなのに近くにいないのはなぜか?答えに困る質問を無邪気に質問してくる。(まあ、脚本の上では無邪気という設定だと見て取れるだけだが)


しかしその質問に悪戦苦闘し、真に重要なものを見つけ出す物語になっている。もちろんディズニーなので簡単に仕事を辞めてハッピーエンドではないが。


この作品はイマジナリーフレンドとの再び出会う交流の物語で、幼い頃大切だったものをもう一度見つめ直すきっかけを作っている。(劇中では実際に動いている事になっているが、そんなのは主題からは関係ない)


ただ、ディズニー制作であるため、家族を養う大変さや仕事との向き合い方、そういったものに若干の無理が見える。


またロビンの資産面もちょっと気になった、ロンドンに本宅と5シリンダで行ける距離に別宅もありここは少々御都合主義か?

 

あと疑問に思ったのは風船と蜂蜜どっちが好きなのかという事だ!!


それでも現在に仕事の悩みを抱えて生きる人にはかなり来るものがある一作だと感じた。

 

総論としては現状に満足出来ていない、仕事漬けの日々に昔の自分が助けに入る話だったと思う。イマジナリーフレンドというに姿を変えて本当の幸せとは何かを伝えてくる映画だった。