HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

今までで一番泣いた映画って何?

今までで一番泣いた映画って何?

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最近、割と気軽にこんな質問をされた。軽食の最中にまあ、顔見知り程度の人との軽い雑談の中でだ。その人は軽い気持ちで聞いてきたんだろうし、怒るようなことではないのはわかっているが、私は映画に求めているのは安易なお涙頂戴ではない。涙を流したくて、映画を見ているわけではないと強く言いたかった。(そんなに泣きたいなら玉ねぎでもみじん切りにすればいい)

 

ただ、ここで感じたのは、相手がこちらをある程度映画を見ている人という前提で、どんな映画を見て泣いているのか?ということがまあ多少気になったということだろう。だが、私は正直に言えば意図的にお涙頂戴してくるような映画は大っ嫌いであるので、例えそのような映画で泣いてしまったとしても映画の評価は涙の数とは比例しない物と捉えている。

 

そもそも涙を流すのはその日のコンディションに依存されやすく、徹夜明けの休日にアルコールを摂取しながら、見る映画で倫理的に許されないような行為や悪逆非道な目に逢うような作品を見れば自然と涙が出てくるものだ。

 

例えで上げるならずいぶん前に紹介した「ルーム」という作品だ。

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この映画については以前の記事を参照にして欲しいが、実在の事件を基にした虐待を扱った作品で、子供が酷い目に逢っていれば生理的に涙が出てくるものだから、おそらくこの映画で、一番泣いたと思う。(一応この映画はとてもいい映画ではある)

 

しかし、正直に言って涙を流す映画=良い映画という図式には個人的感情からそうはならないと思う。ただ泣かせる演技をするようなある意味下品な映画、例えば難病ものと呼ばれる作品は作り方によっては強制的に涙腺を刺激することはできるが、質が良い作品と呼べるかどうかは別だろう。

 

確かに感情が揺り動かされたことを表す指標として、「泣いた」という事は大きいのかもしれないが、ゾンビ映画一般ではまず人は泣かないが、面白さという意味合いではどちらが上か下かなんて言えないだろう。(ジャンルムービー一般に言えるかもしれない)

 

良質な作品というものを測る物差しに「涙」という基準は少々、不適切だと個人的には感じる。「涙」というものはその作品よりも鑑賞者の涙腺の強度によるものだし、アルコールや睡眠不足によって簡単にその強度は崩れてしまうと言える。

 

まとめとして、「涙」という点だけで言えば映画館で涙を流すより玉ねぎを刻む方がコストパフォーマンスは良いし、確実性も高いので、泣きたいだけなら断然玉ねぎをお勧めする。