HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

少女の小さくて偉大な成長譚! 「魔女の宅急便」

少女の小さくて偉大な成長譚!

魔女の宅急便

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あらすじは13歳の魔女キキは、古い一族の掟に従い、黒猫ジジと修業の旅に出る。そして、海辺の大きな街で修行をすることに。箒で飛ぶ以外に能がないのキキは、空飛ぶ宅急便を始める。しかし、最初の仕事でいきなり荷物を無くしてしまう……。

引用元 allcinema ONLINE


とてもナイーブな少女の心の中を見事に描ききった作品だと言える。13歳という微妙な年頃と幻想的な魔女の修行という物語。


現実には空を飛ぶということの不可能性とそれに真っ向からアニメーションという魔法で挑むジブリスタジオ!


その成果もあって飛行という描写に関しては本当に見事!この物語を見事に表している内容に仕上げている。


そして、どの町で修行するのかという問題、海の見える町がいいというが、この町描写が良い!とても大きく美しい町なのだが、科学技術はそこそこに発展していて、魔女の存在は知られてはいるが、奇異の目で見られるあたり素晴らしい!


そこでの人間模様はこんな奇跡が目の前で起こっても足をほとんど止めない。(ごく一部の変人を除いて)


そこで、つい体が動いた親切から、この町での暮らしが始まり、空が飛べることから宅急便屋さんを始める事にするが、なかなか上手くいかない。特にあのニシンのパイはある意味蛍の墓クラスのトラウマものだろう。(ベー)


そして、ある変人の男の子トンボという空を飛ぶ事に情熱に全力を傾ける子と交流を深める。(まさに青春)


そんななか、あるキッカケで彼女は魔法、つまりは飛べなくなってしまう。(動物と喋れる能力もなくなる)


そんなどん底の中、それまで知り合って来た人との交流が彼女を癒していく。


そこからがすごい、最後の場面、魔法が使えないそんな状況を忘れ、テレビに映るある変人の男の子に向かってまさに物語展開を見せる。


ここのアニメショーン的描きこみはものの見事!まさかコレで飛んで見せるか!


ここからはエンディングなのだが、最後の親に向けての手紙の内容がなんとも言えない成長を見せている。


この町の人々の冷たい描写と優しい人々との違いがなんとも言えないが、現代社会では正直目の前で女の子が泣いていても会社に行くことを優先してしまう当たり前を感じてしまった。


大人になっても誰かに対する優しさを忘れてはいけないと本当に思ってしまった。


子供の頃にのみ訪れる魔法とは違い、優しさは大人になってから与える魔法だと思うから……