HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

作家性爆発!! 「ゆるっとハンター☆ワンタンちゃん」

作家性爆発!!

「ゆるっとハンター☆ワンタンちゃん」

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あらすじは車、家、恋人……そして国までも、すべてがクレーンゲームで手に入る世の中。ゆるキャラを愛し、クレーンゲームの神に愛されたゆるっとハンター・ワンタンちゃんは“秘孔(ツボ)”を押さえていかなる景品(プライズ)もGETする! ワンタンちゃんと、ゆるキャラ・ごろねこさんが出会ったとき、必中のハンターはさらなる力を手に入れる!! 引用元 Amazon紹介文

 

凄まじいほどに迫力と見得を切った内容……

というかある意味ギャグ漫画にしても、潔いほど御都合主義。

 

クレーンゲームで世界が決まるのは、別に世界観設定だからもちろん構わないし、主人公が最強キャラというのもジャンルものでは当然とも言える。

 

しかし、そんな文脈ぶった切るような、内容のオンパレード!!なんなんだこの超展開はと思わずにはいられないほどになっている。

 

それが、中山敦支ワールドなのだが、その極に達した作品だと思う。デザインの可愛らしさや無駄に熱い展開、毎回嫌に壮大なドラマが繰り広げられる感じたまらない人には最高だが、ここまでくるとダメな人はダメだろう。

 

本当に行き当たりばったりを自覚した上で、趣味丸出しで書いているようだ。本当にこの人らしさがよく出ている。

 

作家性というものをここまで隠さないのも流石といったところ。とにかく荒唐無稽だし、ギャグ漫画と思うほど、話運びは強引だが、そこが良い。それでいい。

 

特にキャラクターたちが生き生きとしているのも捨てがたい魅力だ。それでいて怒涛の展開の連べ打ちがとても魅力的。

 

小さなクレーンゲームの話が完全に地球全体を巻き込んだ物語にしてしまっているのも良い意味で作家性だ。

 

しかも一巻で、完結する世界での物語の異様な広がり方……

 

正直言って、面白い作品ではあるのだが、エログロナンセンス的意味以外で、人にはオススメできない作品だった。

 

このワールドが凄まじく好きな人が、ごくごく少数だがいるような作品。ただその少数が熱狂的な作品とも言える。