HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

圧倒される音楽の力強さ! 「アリー/スター誕生」

圧倒される音楽の力強さ!

「アリー/スター誕生」

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あらすじは音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信がなく、周囲からは容姿も否定されるアリーは、小さなバーで細々と歌いながら日々を過ごしていた。そんな彼女はある日、世界的ロックスターのジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままでショービジネスの世界に飛び込んでいくが……。引用元 映画.com


とにかく、レディーガガ演じるアリーの歌声はほぼ満点に近い出来栄えであり、ここを貶すことはないだろう。十分に魅力的に見えた。これだけでもこの映画を見にいく価値があるといっても過言ではないレベルだ。


ただ、アリーがどのような映画的な問題を抱えているのか、主人公特有の問題は何かという葛藤の面はかなり薄く味付けされていた。


むしろ、その面、問題を抱えているのはアリーを見出したジャクソンにその役割が大いにのしかかっている。


もう特別有名なアーティストである、ジャクソンの苦悩、難聴というアーティストにとっては重大すぎる悩みが見て取れる。むしろ苦悩という面ではジャクソンの方がピックアップされているように感じられた。


主人公は実質アリーとジャクソンの二人といっていいだろう。スターに上り詰めるアリーと引き上げると同時に重大な物を失いつつあるジャクソンの対比がこの物語の肝だ。


実際にはこの作品はジャクソンを演じたブラッドリー・クーパーが裏の主役を演じていて、彼が監督・脚本も手掛けているから、実際彼の映画だといっても良いほどの演技だった。(音楽も出来て、本当に凄い役者さんだと感心する)

 

また、薄味な主人公といっても見せたが、あえての選択だと言える。別に飾らなくてもそのままで、レディーガガという特別な存在を表していると言えるから、彼女の成功譚として見せられるのだ。


結末は何度もリメイクされた作品のため、有名だったらしいが、私はスター誕生シリーズ初見だったため、素直に展開に驚いた。(なるほどと唸るものだったがあえては書かないでおこう)


物語は王道の展開を繰り広げる序盤から、中盤の盛り上がりまで、安定しているが、後半は先に述べたように驚きの展開が待っている。


ある意味ベタな成功物語だと思って見ていたが、なかなか深いものがあった。


それの答えを歌声で完全に表現しきっているのは流石といったところか……