HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

悪役は「ヒーロー」にはなれないのか? 「シュガー・ラッシュ」

悪役は「ヒーロー」にはなれないのか?

シュガー・ラッシュ

f:id:HAL8192:20190101134257j:image

 

新年一発目の映画は現在続編公開中のこの映画。日本語邦題が原題とは違うが、まあ音楽の関係だろう。

 

あらすじはアクション・ゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の敵キャラを30年間も演じているラルフ。人々から嫌われている状況にうんざりしていた彼は、自分のゲームの世界を抜け出してお菓子だらけの世界でレースが繰り広げられるゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界へ。そこで彼は、仲間外れにされてレースに出ることを禁止されている少女ヴァネロペと出会う。お互いに孤独を抱えていた彼らは意気投合し、友情を深めていくように。だが、違うゲームのキャラクター同士が遭遇することはゲーム世界のおきてに背く行為であり……。引用元 シネマトゥデイ

 

主人公のラルフはレトロゲームの悪役で、誰かに認めて貰いたいという原初的な承認欲求を、ゲームの世界という特殊な世界で描いた作品。


レトロゲーマーにはたまらないネタやキャラクターさらにはコナミコマンドまで飛び出してくる滅茶苦茶な世界観だが、それでいて無理なくどこか懐かしさを感じさせる作りになっている。

 

日本のゲームーも多数参加しており、ザンギエフが悪役キャラだとかいう面白い小ネタも用意されている。

 

またヒロインのヴァネロペの衣装も原宿系のファッションKawaiiを意識した良いデザインをしている。

 

ヒロインの可愛さはじゃじゃ馬的で、小憎たらしい感じがして好きだし、ラルフの鬱屈とした感じと感情的で破壊的な様子もなかなか良く出来ていてキャラクターにも魅力が光る。

 

また、レトロなゲームと最新機種のゲームのデザインとのギャップを面白い視覚表現で表していて、なかなか良く出来ている。また、ゲームの世界という事を舞台にしているが故に死というものが曖昧になるが、キチンと設定で説明されるから納得が行きやすい。


また最初のただ「ヒーロー」になりたかった彼から、最後のオチの悪役である主人公の「ヒーロー」という物への考え方の成長は感動ものだ。

 

それでいて、自分とは何かというものを解いている内容で、かなり深い内容になっている。最後の今まで見えていた風景がある意味一新するというのはなかなか深いオチのつけ方とも言える。

 

小ネタ込みで、版権的に厳しかっただろうものを全てクリアにしている感じが本気を感じさせる一本だった。(続編を今日観に行くからこの記事を執筆中)

 

皆さんも新年から映画を楽しめますように……