HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

ある人のオールタイムベスト。 「フィールド・オブ・ドリームス」

ある人のオールタイムベスト。

フィールド・オブ・ドリームス

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ある日「それを作れば彼が来る」という“声”を聞いた農夫が、とうもろこし畑を潰して野球場を造り始める。信念に従って行動する主人公と彼を暖かく見守る家族。信じる事の尊さ、愛する人を思う事の素晴らしさをファンタジーの姿を借りて語りかける感動作で、人を愛した事のある人全てのための映画と言える。引用元 allcinema ONLINE


知り合いのオールタイムベストに入っている作品。分かるような分からないでいたいようなお話。


簡単に言うと夢を諦めた人の物語集でもある。理解したくない1回目と再見した2回目では印象がかなり変わった。


夢を諦めるのはいつか?それを考えるのは意外と早い時期にやってくるもので、早ければ10代のうちに諦めならなければいけないものもある。そんななか主人公は36歳になってようやく諦めようとしている話に感じた。


この物語は夢というものをどう捉えるか?それにどう感じて生きているか?という事がとても重要な問題として描かれている。


今を生きる私たちにとって夢とは希望であり、それこそ生きる糧だ。しかし、現実は残酷にもそれを蝕んでいく。その事を分かった上で、冷静に物語はそれでもファンタジーを追い求める。


それこそが美しい。


なんとも言えない配役をしていて、主人公の今が36歳という設定や60年代という夢を見ても良い年代に、野球というスポーツの美学が包み込まれいる。


一種、興行でもある野球というものを通して、物語は語られていくが、これが見事で、ファンタジーでもあり、リアルでもあるその絶妙のバランスが良い味わいを出している。


美しい物語の側面も溢れているが、家族を持った一人の大人が再度夢を見る物語としての完成度も高い。大人になるという事は夢から覚めて現実を生きるという事だという事だと考える私を映像で根底から覆してくれた。


私はこの作品を見返すたびに印象が変わる作品のように感じる。今の自分が現実に殺されそうであるほど、美しく輝く作品である気がする。


そこまで大げさな事は言わなくても現実に絶盤している人ほどこの映画の輝きに、素晴らしさを感じるのではないだろうか?

 

最低でも私は2回目見た時に印象がガラリと変わり、素晴らしい物語だと思えるようになった。大人の童話ではないが、この物語を嘘偽りだと言ってのける人間にはなりたくないと感じさせえられた。