HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

一人という最悪の病理! 「パッセンジャー」

一人という最悪の病理!

パッセンジャー

f:id:HAL8192:20190108195029j:image

 

あらすじは近未来、5,000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、人々の移住地に向かうべく地球を出発。到着までの120年、冬眠装置で眠る乗客のうちエンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)だけが、予定より90年も早く目覚めてしまう。絶望的な状況を打破しようとする二人は、次第に思いを寄せ合うものの、予期せぬ困難が立ちはだかり……。引用元 シネマトゥデイ


たった一人で人生を90年送らなければならないと行けないという極地へ放り込まられる作品。


常人ではとても耐えられない世界へ放り込まれるところから始めまる。これが空想だとは言え良く出来ていて、本当に一人の孤独をよく表していたと思う。


コンピューターには人類の事は分かり切らない感じや人類にへの飽くなき執念のような病理が印象的だった。


確かにこれに一人で乗っていたら耐えられないだろうと思わせられる。


ここからネタバレだが、だからと良いってやって良いことと悪い事が有るだろう。


これが映画という虚像だから許されるが、現実では決して許されないだろう。本当に人一人の人生を破壊されているだろう。冗談抜きに主人公は許されない存在だ。


それをどう捉えるか?確かに同情出来るが、あんまりな行為になんと言って良いのか言葉に詰まる。


予告編を見た段階である程度予測出来る内容であるが、これはあまりにも酷い。しかし自分がこの状況になればどうなるか?そう考えると確かにやりかねない。自身を持ってそう言い切れる。それほど孤独とは強烈な病理だ。


あらすじから予測は立っていそうだが、その大部分が本編で語られる事になる。良い悪いではなく、そうなってしまう。


これは人類の弱さと言っても良いだろう。そう言えるほど哲学的と言える内容になっている。最低でも考察するには値する内容だと言えるだろう。


ここで言えることはこの二人は幸せだと言えるかどうかという事だ。単純に幸せだと言えるなら良いが罪悪感込みでそう言えるかと言われれば頭を傾げなければいけないし、物語もそう簡単には進んでくれない。


前半部と後半部では映画を構成する上で、いくつか修正が入っており、別の話になっている場面がある。


ある意味では単純化された話になっているのだが、良く出来た話とも言えるので、何とも言い難いものと言える。


宇宙開拓物というジャンルは生まれたから幾分か時が経ったが、未だにこういった作品が作られるジャンルであるという事が一種の才能を掘り起こすキッカケになっているのかと思うと驚きで満ちているが、この作品はなかなかハイクオリティな出来栄えと言って良いだろう。


最悪の宇宙旅行にどうすれば解決出来るのかという設定や世界観が印象的な作品で、かなり面白い設定での挑戦というのが印象的だ。個人的には許さない行為をしてでも得た幸福に価値があるのかという内容が良い味わいを醸し出している。