HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

四つのお話の終着点が重なる…… 「バベル」

四つのお話の終着点が重なる……

「バベル」

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あらすじモロッコを旅行中のアメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)が、突然何者かによって銃撃を受け、妻が負傷するという事件が起こる。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、満たされない日々にいら立ちを感じながら、孤独な日々を過ごしていた……。引用元 シネマトゥデイ


まず一つ、自分の感性には合わない映画だった。面白いと手放しで言える内容ではなく、考えさせられる物なのだろうが、何とも言えない。


結局のところ身勝手な人々を描いているようにしか見えず、面白くなかった。


突き詰めていくと誰の責任か?という話にもなるのだが、それぞれがそれぞれで責任があるように思う。


また、映画とは言え、子供が生きる死ぬを決定した責任を取る事は出来ないから、結論にも納得がいかない。


また乳母役のメキシコの話ははっきり言って御都合主義の結末だったと思う。映画だから救ったが別に理由がないと説明できない話だ。奇跡的に助かったという注釈がないと観客が嫌な思いをすると思っての配慮だろうが、もう少し理論的に見せる工夫があっても良かったと思う。


また、嫌な日本の描き方をしているが、ここはリアリティを感じなかった。印象的な音の使い方や編集で魅せてくれていたから、もっと残酷でも良かったくらいだ。体当たりの演技は見事だが、それに評価をつけても感情が上手く伝わって来なかった。ただでさえ感情が伝えるのが難しい表現手法を使っているのに良くもまあ裸にしたものだ。


また、一番の舞台であるモロッコは、うーん子供たちの現地組は先にも述べたように責任を取れない未熟さがあるし、政府や警察の対応が何とも言えない物で、非常に後味が悪い。これもあれも偶々だったから……


主人公と言って良いアメリカ人夫婦組はうーん。ミスリードをしたい台詞がいくつかあったが、序盤の電話である程度は察しがつくからどうしたいのか分からなかった。旦那の行動は身勝手だが、まああれくらい取り乱してもおかしくないだろう。


終結は一応あるにはあるが、アメリカ人夫婦組以外は終わっているが終わっていない感じが凄くする。


あえて露悪的に撮ったのだろうが、アメリカ以外の国が悪側にあるのも何とも言えない。

 

最後に映る高級マンションの屋上は原題のバベルの塔を表しているのだろうが、今作は言葉の問題ではなかった気がする。