HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

笑顔で病魔と戦う物語 「パッチ・アダムス」

笑顔で病魔と戦う物語

「パッチ・アダムス」

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あらすじは“ユーモアによる治療が重要”という説を実践し、医学界の常識を覆した医学生パッチ・アダムスの半生を描く。人間味溢れるアダムス役をロビンが熱演。彼お得意のユーモアと温かな視点で、現代医学の問題点をさり気なく突く。自殺未遂の果て、自らの意志で精神科に入院したアダムス。彼はそこで目覚め、医学の道を志す。2年後、ヴァージニア大学の医学部に入学したアダムスは、規則に背いては患者をユーモアで楽しませていた。冷ややかな視線を向ける学部長や同僚を後目に、やがて彼は恋人カリンとともに、夢に見ていた無料治療院を開設するが・・・。allcinema ONLINE 引用元


実在の人物を背景にした物語で、笑顔で医療の道を歩んでいくというストーリー。


正直言って、良い話だが、嘘くさく感じてしまう瞬間もあった。正論というよりも夢を主人公が見ている気がしてならない。


たしかに、精神病棟での体験は本当なのだろうが、行き過ぎたギャグは笑えない方が多かった。産婦人科医の集まりであれはない。また、笑いのセンスも紙一重なものがいくつかあり、なんとも言えないものが多かった。(パスタプールは今の日本ではOKは出ないだろうなぁ)


ただ、反面医療というこの究極の命のやり取りをしている最中だからこそ笑いが重要になってくるという思想は分からなくもない。そこの本気さは伝わってきた。


また、実話特有の苦味のようなものがあり、簡単には世界を変えられないのも悪くない。成績の話が本当かどうかは知らないが……


また、主人公の荒唐無稽さとそこにかける情熱が素晴らしい。見ていて、冷めた目線で見ていたこっちまで、本気にさせようとしてくる。


また、ヒロインの使い方も特徴的で、観客と同じ冷めた目線で物語に入ってくるが、徐々に感化されていくのがなんとも言えない、これがこっちまで同調させる効果がある。


それ故にあの結論を持ってくるのが、この映画最大の山場と言える。ここが、あるから今後の行動に意味が強く出てくる。これは流石にやりすぎだと思うギリギリのラインをついてきていて悪くなかった。


最後の決着の付け方は分かりきっていた事だが、もちろん良い終わり方で文句がつけられない、実話だという前提もある事だし……


実話であるという事とを念頭に入れてみたが、この映画の人物の心意気は十分に素敵なものだ。この主人公が現実でホスピタルクラウン・クリニクラウンを始めにやり始めた人物らしいが、確かに素敵な内容だ。


どこまで実話かはちょっと演出過多で分からないが、一本の映画として見たときになかなか悪くない作品だった。