HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

素晴らしい童話 「ベイブ」

素晴らしい童話

「ベイブ」

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あらすじは収穫祭の賞品として農場主アーサーにもらわれた子ブタのベイブ。牧羊犬の母犬フライはベイブに農場のルールを教えた上、自分の子供たちと同じようにベイブを可愛がってくれる。ちょっとしたきっかけからアーサーはベイブに羊の見張りをさせようと思いつくが、臆病なベイブには手も足も出ない。だが心優しいベイブは羊たちにお願いする事で牧羊犬の代わりを見事に果たしたのだ。やがて牧羊犬コンテストの日が迫り、アーサーはなんとそれにベイブを出場させようとするのだが……。引用元 allcinema ONLINE


どうやって撮影したのか気になる作品。本当に動物たちが強い意志を持って行動しいるように見える。これだけでも楽しいのに、主人公を豚に設定してある感じがほどほどに突き放した作るになっているのがなんとも言えない。犬なら簡単なのに豚というのが流石と言ったところ。


主人公の悪い意味での純粋無垢さが前半部の面白さにつながっていて、コメディとしてはとても良質な出来栄え。この無邪気さがタブーを簡単に超えてしまうから困りものだ。


それでいて、豚という主人公を存分に使ったコメディセンスが抜群で良い。普通豚を主人公にしないだろう。


その後、牧羊犬ならぬ牧羊豚として活躍することになるが、ここの扱いが見事で夢を見させてくれる。ここに作り手の優しさが込められているように感じる。


全体的に夢を見る話だが、この豚の部分が特に強い夢の部分に仕上がっている。やはり豚は豚だ。


その後語られる、本作の悪役といっても良い意地の悪い猫のある意味での真実が胸打たれる。これが単純な嫌がらせではないからなんとも言えない。ある意味真実だからこそ胸にくるものがある。


人間の家畜に対する業が見え隠れするから主人公も反論できない。そもそも主人公もある意味それ目的で飼っていたから言い返せないというロジックもある。ここが序盤で提示されているから、なんとも言えない。


そんな中で行われる牧羊犬大会での奇跡的な出来事がこの物語を童話と呼ぶにふさわしいものにしている。ここはまさに奇跡だ。


ある種の奇跡だし、御都合主義だが、それがなければ人は動物は夢を見れない。とても優しい物語に終わっていて、心豊かな気持ちで鑑賞を終えることができた。

 

飼い主と主人公ベイブの夢の物語はある意味小さ小さな物語で終わっているが、この感じがたまらない。あくまでひと時の夢で終わるからこの物語は綺麗に終わっている。これ以上は蛇足だと思うが続編があるんだよなぁ……