HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

犯罪者か?英雄か?「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

犯罪者か?英雄か?

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

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あらすじは第2次世界大戦が始まり、イギリスはドイツに宣戦を布告。ケンブリッジ大学の特別研究員で、27歳にして天才数学者と称えられるアラン・チューリングは英国政府の秘密作戦に参加し、ドイツ軍が誇る暗号エニグマの解読に挑むことになる。解読チームには6人の精鋭が集められるが、他人と協調することを嫌うチューリングとチームメンバーとの間には溝が深まっていく。引用元 映画.com


ドイツの最高傑作の暗号機エニグマに挑んだ実話のお話。その機密性ゆえ、50年もの月日が経つまで、この物語の真相が白昼に出ることはなかった。ある意味戦争を勝利に導いた男の余りに切ない物語。実話故にどうしようもない非常な現実が突きつけられる。


数学者で明らかに能力は高いが、人とのコミュニケーション能力は低い主人公の葛藤を描いていく。本当に主人公のベネディクト・カンバーバッチは名演だった。本当に気弱だが、才能に溢れ、ある野望に執着する男を演じきっていた。


戦争において情報は時になによりも重要だ。それを暗号化し、エニグマによって解読させていくのはとても戦争において重要な意味を持つ。この暗号を解読しようと奮闘する話であり、これが想像以上に物凄い。


暗号の盗聴自体は簡単だが、それを読み解くには約1京通りの中から答えを見つけないといけない。しかもそれが毎日12時の鐘が鳴るとともに変更されるのだ。


この暗号解読に最高の頭脳を持って挑むのが本作だが、正直簡単ではない。その困難さは本作を鑑賞して味わってほしいが、まるで雲をつかむようだ。だがそこから、主人公はある機械を作り上げる。これが次世代につながるコンピュータの雛形となったものだ。


それによって解読にかける。そして、ドイツナチスならではのある究極的弱点を発見し、解読はさらに進む。(本当にこれが実話なのだから本当に皮肉だ)


ただ、エニグマの解読は簡単ではない。解けたという事を相手が知っているという状態はエニグマとしては使われない。つまり、バレていないと思わせて泳がせ、誰を助けるか誰を助けないかを決めなくてはいけない。


そして、この物語はある悲劇的な結末を迎える。物語中何度も映される主人公の学生時代。そこでの唯一の親友との大切な思い出、

そして……


この時代の法律は正しいのかどうかは分からないが本物の英雄と言った人間の結末がこのような形で表されるのはなんとも言えない。