HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

47mという絶妙な水深! 「海底47m」

47mという絶妙な水深!

海底47m

 

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あらすじは水深47メートルの海に沈んだ檻の中で、人喰いザメの恐怖と対峙する姉妹の姿を描いたシチュエーションパニックスリラー。メキシコで休暇を過ごしていたリサとケイトの姉妹は、現地で知り合った男から、海に沈めた檻の中からサメを鑑賞する「シャークケイジダイビング」に誘われる。水深5メートルの檻の中からサメを間近に見て興奮する2人だったが、ワイヤーが切れて檻が一気に水深47メートルまで沈んでしまう。無線も届かず、ボンベに残された空気もわずかという極限状態の中、サメの餌食になる危険におびえながら、2人は生還を目指すが……。引用元 映画.com

 

サメ映画は基本的にバカ映画の系譜の流れが基本であり、多産多死が普通。その中であえて突拍子のない設定ではなく、現実でありえるギリギリの事態を舞台によく演出した作品だと思う。


一種のジャンル物特有のお約束である水着美女がサメに襲われるというお決まりのシュチュエーションからよくここまで、物語を昇華させた。


いわゆるダイビングの水深の限界、潜水病、オリの強度、サメという存在を遺憾なきに発揮し、面白さを構成している。


もちろん、御都合主義的な部分もあるが、これはサメ映画であり、一種のジャンルムービーであると考えるとサービスはふんだんに用意されており、ジャンルムービーの枠をキチンと使った上で、その枠組みの中でどう魅せるかを存分に現している。


とにかく設定が良い。海底47mという絶妙なラインでの沈没とサメの恐怖が綺麗に演出されている。ただ、単純なスプラッターにしては死亡要員が少なく迫力に欠けると言う意見はあるのも事実だ。


ただ単純なスプラッターでの恐怖演出ではなく、ゆっくりと真綿で締めるような順番に浮上する手段を潰していくような手法はなかなか良かった。


最低でも何処ぞの頭がいくつもあるようなサメ映画とは一線をかくす作品ではあった。


オチは人それぞれ感じるところがあるかもしれないが、まあこの手の映画としてはいい意味でオチを読ませないということで個人的には悪くなかった。

 

サメ映画の中ではかなり正統派な作りをした作品であり、作り手の気合が感じられる内容になっている。時間制限と緊迫感あるホラー要素を頑張って見せてくれる感じが好感が持てる。

 

駄作が多いサメ映画業界の中では正統派な作品であることは間違いないため、高評価をつけたいところだが、一種の粗があるのも認めなくてはいけない点でもあるので、まあそこは個人の裁量次第といったところだろうか?