HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

コミック演出が映像に昇華される作品! 「スパイダーマン: スパイダーバース」

コミック演出が映像に昇華される作品!

スパイダーマン: スパイダーバース」

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あらすじはニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。 引用元 映画.com


とにかく映像表現の限界に挑んだような素晴らしい出来栄え。コミック特有の擬音語表現や視覚的表現や画面が原色いっぱいに広がるショット、それでいてキメ絵の連続のカット!本当にこの映像の迫力はなんと表現して良いのかわからない。とにかく凄い!


それでいて物語はなかなかスパイダーマンらしい設定になっている。いくつものパラレルワールドからスパイダーマンたちが現れるというものだ。


ある程度のマーベルユニバースに詳しい人はこの設定がすんなり受け入れられるだろうが、ここがとにかく面白い。誰もが知る隣人ピーター・パーカーの10年後の姿から描かれていくが、徐々に本作主人公マイルスにうつっていく。ここの王道の成長譚として見事に出来ている。


それでいて、他のパラレルワールドから来たスパイダーマン?達が絶妙な絵のタッチで世界観のギリギリのラインで描かれている。白黒のスパイダーマンや日本風のアニメタッチのスパイダーマンカートゥーン タッチのキャラなど本当に一つの画面にいられるのが奇跡的だ。それを違和感なく表現しているのには脱帽する。


さらに言えばそれだけのことがあってどのキャラもちゃんときっちりキャラが立っている。そしてスパイダーマンという孤独な存在に唯一の味方としてスパイダーマン達がいるという面白い構造になっている。


多少というか結構御都合主義は強いのだが、とにかく映像表現での素晴らしさとアクションのレベルの高さ、イースターエッグ的な可笑しさが渾然一体となって出来上がっている。


そして何よりシナリオでスパイダーマンのテーマである「大いなる力には、大いなる責任が 伴う」をどう考え、どうそれを胸にし成長していくかということをちゃんと出来ていたので良かった。

 

それと最後にスタン・リーのカメオ出演と献辞があり、それが本当に伝説の終わりを感じたが、彼がいるからありとあらゆるバースにスパイダーマンがいると言える。本当にありがとう。