HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

−273.15 ℃ほどの減点と℃を超えた加点が入り混じった作品!「プロメア」

−273.15 ℃ほどの減点と℃を超えた加点が入り混じった作品!

『プロメア』

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あらすじは突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」の出現をきっかけに、未曾有の大惨事である「世界大炎上」が起こり、世界の半分が焼失した。それから30年後、一部の攻撃的なバーニッシュが「マッドバーニッシュ」を名乗り、再び世界を危機に陥れる。これにより、対バーニッシュ用の高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の新人隊員ガロと、マッドバーニッシュのリーダー、リオという、それぞれ信念を持った熱い2人の男がぶつかり合うことになる。引用元 映画.com

 

この作品を点数で例えると……
前半のストーリーが単調−10点

物語内における説明台詞過多−20点

全体的な御都合主義−30点

SF的世界観−451点 (点は度でも可)


キャラクター+30点

カッコ良すぎる作画+50点

後半の圧倒的な熱量+500点!!!

 

という、とてつもない減点とそれを上回る加点をして見せる作品だった……

 

まあ、簡単に言うと無茶苦茶突っ込みどころの多い世界観設定をどこまで許せるのか?そして、外連味たっぷりのキメ絵、見栄を切る仕草にどこまで燃えるかと言うことになる。

 

しかし、悪は誰か?ということをメタ的に理解してしまう作りなのはいけないし、その悪事もこれまでのSF史の中で語り尽くされたテーマであるのは如何なものか?そして、主人公の絶対御都合主義的解決法は本当に人を選ぶだろう。(確かに絵的、表現的、アニメ的、心情的には熱くなるが、それは一定のお約束リテラシーが必要だろう)

 

また、悪とは簡単には言えない存在として、「バーニッシュ」というものを描いているが、物語内問題でしかなく、現実には全く投影できない。さらに彼らの存在は正直、天災的であり、Xメンにおけるミュータントとは違い、人類種として考えた時には明確に害悪であると受け取れてしまう。(思想も映画内で軽く矛盾しており、火災は起こすが人は殺さないというお題目にはなっているが、救助隊がいなければ人死が出ており、尚且つどう見ても過去には人類に対して敵対していたように見える)

 

細かいところは突っ込むだけ野暮というのが本作と言ったところか……作品内でも偶然性の御都合主義展開に自己言及しているシーンもあり、口上中の攻撃は反則的なお約束がある世界と言える。

 

ともかく、ただ熱い火消し魂を熱く滾らせる漢臭い内容に仕上がっていて、カロリーなんてまるで気にしていない濃厚な豚骨スープのような作品だった。