HAL8192のモノリス達

何故、自分がポンコツになったかを嬉しそうに語る。

金で買えない物を比べるな!デヴィ夫人の婚活論

デヴィ夫人の婚活論「大好きな年収200万の男と好きでもない年収1億の男、どちらと結婚するべき?」

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あるネット記事でこのような問いに答えていた。デヴィ夫人は一億の方を選ぶべきだと言いそして「愛はお金で買えます!」断言する。 

 

その理由は200万の男では生活が苦しくなり、不平不満が増え、喧嘩が多くなり、相手を嫌いになるからだという。

 

逆に1億の男は生活を満たす事ができ、不平不満はなく、相手を敬うことができる。それに感謝も。

 

200万円の男性との結婚、それは“愛があればそれだけで大丈夫”というもの。辛抱して、生活を続けて、自分もどんどん年老いていく。それはあなたが思い描いた生活でしょうか?

 

1億円の男性は最初は愛がなくても、満ち足りた生活に感謝するようになる。また、これほどの額を稼ぐことができる能力を尊敬し、その尊敬が次第に愛に変わってくる。そしてこの財力があれば、安心して子供が産める。子供にも望ましい教育を存分に受けさせてあげることもできる。

 

結婚生活で重要なの、『尊敬』『信頼』『思いやり』この3つだと語って終わる。

 

なるほど、確かにその通りだとは思う。現実的に考えれば起こりそうな結末だ。デヴィ夫人の考えは一理以上はある。だが、思考実験としては納得がいかない。

 

まず前提として、男のスペックがどこまで同じか考えねばならない。年齢、身長、体重、健康、遺伝的体質、才能、美醜、性格、知性、感性、趣味、価値観、差別意識等々いくらでも挙げられるだろう。

 

これらが同一で違いが愛か金のみであるという前提でないとこの思考実験は成り立たない。

 

しかし、美醜や知性は愛や金に直結する為、同じであると考えるのはむしろ変だ。更に言うと、尊敬と言うものは曖昧であり、金銭から生じる尊敬もあれば、貧困から生じる尊敬もある。勿論、信頼も思いやりもそうだ。

 

そもそも結婚適齢期の男性が年収一億を超える事がどれだけ多いのか?ネットで軽く調べたが、2018年に日本で1億円以上の収入を稼ぎ出したのは23843人(就労者2747人に1人:0.036%)で、そこから結婚適齢期&未婚者&男性である可能性を考えると馬鹿のような前提と言える。

 

逆を言うなら、この馬鹿げた前提と天秤に掛ける大好きはそれ相応の大好きでなければ、納得できない。

 

更に付け加えるなら、後出し的に一億の男に愛が芽生えるのなら、200万の男の年収が上がる可能性も考慮に入れる必要がある。そして、ここも後出し的だが、愛が冷める可能性があるなら、年収が下がる可能性も考慮されるべきだ。

 

そもそも論として、愛の価値は人それぞれであり、100億の価値を持つワンナイトラブもあれば、100円の価値しかない恋もある。つまり定義できないものを比べられても困る。

 

最後に書きたい事を……これまでうだうだ書いてきたが、結局一番腹が立つのは女性である自分が「夫に養ってもらう」という前提が隠されている事だ。

 

きっと男女逆の思考実験にしたら、意味が変わるのが嫌なのだ。「大好きな年収200万の女と好きでもない年収1億の女、どちらと結婚するべき?」